女の方が統計的に長生きだけど
中年になって青天のヘキレキボツイチ組は結構居る。
同じ寡婦でもがんがん攻めの姿勢で
しっかり独り身をたてているオーナーの店が
1か月前、日曜にもかかわらず店が閉まっていて
どうしたのかと心配していたら改装オープンのハガキが届いた。
前の前の会社で一緒にヘルパーしてた寡婦仲間を誘って行ってみることに。
彼女は夫を職場事故死で失っている。
労災適応で働かなくても生活できる身を逆にさいなんでいる。
この人の息子さんは
父さんの死後いじめにあっていたこともあり登校拒否。
通っていた学校カウンセラーの薦めで
学校に行けない子を受け入れている高校へ遠路新幹線通学させていた。
無事めでたく息子さんがこの春高校卒業。職業訓練校へ入学。
慎ましくすれば食べていけるからと、ヘルパーの仕事は辞めてしまった。
彼女は
毎日、般若心経を写経し、仏壇を拝み、週に1度は墓参りを欠かさない。
仏壇も墓も放置している私とは大違い。
夫の死から信仰の世界へ入ったらしい。
行く道々、
般若心経写経用の紙を寺で勝ったら裏にありがたい言葉が書いてあったと
運転している私の横で読み上げる。
『かんべんしてよ』と内心思ったけど
私たちがオギャーと生まれて、生きているのはわずか80年。
永遠の時の流れから見ればほんの一瞬。
その大切な人生を、いつも何かとくらべ、
自分だけの色メガネで世の中を見てはイライラ暮らしている…
…お金や物にしても持てば持つほど、失う恐れや苦しみを味わう…
…偏見をすて‘あるがままに生きてゆくこと‘なんだよ…
いらいらするな
くよくよするな
ぎすぎすするな
おおらかに
おおらかに
で終わった。
宗教は突き詰めるとキリスト教も仏教も根底は同じにように思う。
分かっていても凡夫である私は、そういう心持でいつも居られない。
着いた店ではオーナーが腕を布で吊っていた。
転んで手を突いたら骨折したそうだ。
趣味の洋服や雑貨を扱う店のオーナーらしく
白の三角巾でなく今日の服に合わせて薄紫のストールなのがにくい。
不便だけど、だんだん残りの手足総動員でなんとか事がすすむの
片手が使えないことに順応する自分がおもしろい
と、あいかわらずめげないで前向き発言。
骨折が左で利き手が動くのも幸いしている。
この姿勢が夫を亡くしても
家を新築し、この前ボルボの新車を買った原動力のような気もした。
ダイハツエッセを自力で買った程度でワタクシは胸張ってるけれど…
しかもその収入も失う身…
ちょこまかせわしない私と違って、彼女は地べたに根がずっしり張っている。
来る道々読んでもらったのは↓の一節らしい。
にわぜんきゅうさんの絵があるのをみたら、
あっちこっちで見る『あのお地蔵さん』なんだわと納得。
急に説教臭く感じて興が醒めたのを
『偏見』『垣根』って言うのかしらん?
春分の日はお彼岸だった。すっかり仕事を辞める騒ぎで忘れていた。
しかも夫の月命日だと言ったら、信心深い彼女に帰りに墓参りを強要された。
お墓を拝みたいから付いて来るとまで言う。
いつものちっちゃい缶ビールだけ持って墓参することにした。
予想どうり親戚か姑かが先に来ていて墓には花があった。
墓の、仏壇の、に夫は居ない気がする。
どうも飲んべぇでギャンブル好きのアイツに似合わない。
はっはっは『千の風』かしらん?胸から去るものでもなし。
両極端な二人を見ていて、
しばらく休憩したら、私はまた職探しをしそうな気がした。
人と比べず『自分らしく』探し。これからだわ~
とりあえず今日はまだ、引き継ぎ、引き継ぎっと。
中年になって青天のヘキレキボツイチ組は結構居る。
同じ寡婦でもがんがん攻めの姿勢で
しっかり独り身をたてているオーナーの店が
1か月前、日曜にもかかわらず店が閉まっていて
どうしたのかと心配していたら改装オープンのハガキが届いた。
前の前の会社で一緒にヘルパーしてた寡婦仲間を誘って行ってみることに。
彼女は夫を職場事故死で失っている。
労災適応で働かなくても生活できる身を逆にさいなんでいる。
この人の息子さんは
父さんの死後いじめにあっていたこともあり登校拒否。
通っていた学校カウンセラーの薦めで
学校に行けない子を受け入れている高校へ遠路新幹線通学させていた。
無事めでたく息子さんがこの春高校卒業。職業訓練校へ入学。
慎ましくすれば食べていけるからと、ヘルパーの仕事は辞めてしまった。
彼女は
毎日、般若心経を写経し、仏壇を拝み、週に1度は墓参りを欠かさない。
仏壇も墓も放置している私とは大違い。
夫の死から信仰の世界へ入ったらしい。
行く道々、
般若心経写経用の紙を寺で勝ったら裏にありがたい言葉が書いてあったと
運転している私の横で読み上げる。
『かんべんしてよ』と内心思ったけど
私たちがオギャーと生まれて、生きているのはわずか80年。
永遠の時の流れから見ればほんの一瞬。
その大切な人生を、いつも何かとくらべ、
自分だけの色メガネで世の中を見てはイライラ暮らしている…
…お金や物にしても持てば持つほど、失う恐れや苦しみを味わう…
…偏見をすて‘あるがままに生きてゆくこと‘なんだよ…
いらいらするな
くよくよするな
ぎすぎすするな
おおらかに
おおらかに
で終わった。
宗教は突き詰めるとキリスト教も仏教も根底は同じにように思う。
分かっていても凡夫である私は、そういう心持でいつも居られない。
着いた店ではオーナーが腕を布で吊っていた。
転んで手を突いたら骨折したそうだ。
趣味の洋服や雑貨を扱う店のオーナーらしく
白の三角巾でなく今日の服に合わせて薄紫のストールなのがにくい。
不便だけど、だんだん残りの手足総動員でなんとか事がすすむの
片手が使えないことに順応する自分がおもしろい
と、あいかわらずめげないで前向き発言。
骨折が左で利き手が動くのも幸いしている。
この姿勢が夫を亡くしても
家を新築し、この前ボルボの新車を買った原動力のような気もした。
ダイハツエッセを自力で買った程度でワタクシは胸張ってるけれど…
しかもその収入も失う身…
ちょこまかせわしない私と違って、彼女は地べたに根がずっしり張っている。
来る道々読んでもらったのは↓の一節らしい。
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にわぜんきゅうさんの絵があるのをみたら、
あっちこっちで見る『あのお地蔵さん』なんだわと納得。
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急に説教臭く感じて興が醒めたのを
『偏見』『垣根』って言うのかしらん?
春分の日はお彼岸だった。すっかり仕事を辞める騒ぎで忘れていた。
しかも夫の月命日だと言ったら、信心深い彼女に帰りに墓参りを強要された。
お墓を拝みたいから付いて来るとまで言う。
いつものちっちゃい缶ビールだけ持って墓参することにした。
予想どうり親戚か姑かが先に来ていて墓には花があった。
墓の、仏壇の、に夫は居ない気がする。
どうも飲んべぇでギャンブル好きのアイツに似合わない。
はっはっは『千の風』かしらん?胸から去るものでもなし。
両極端な二人を見ていて、
しばらく休憩したら、私はまた職探しをしそうな気がした。
人と比べず『自分らしく』探し。これからだわ~
とりあえず今日はまだ、引き継ぎ、引き継ぎっと。