図書館本の栞

図書館で借りてきた本には
時々、
栞代わりに使われたと思われるレシートとか
借り出しの時に渡される用紙が挟まっていることがある。
前に借りた人がうっかり栞代わりに使ったまま挟み込んで返却しているのだ。

同じ本を借りた人はどんな人なのか？
それから、いろいろ想像してしまう。

貸し出し用紙には一緒に借りた本も書いてあるから、
その人の読書傾向を推測する。

今回はレシートが挟まっていた。
カタカナで品名と値段が打ちこんであるアレだ。

青森産ニンニク、こんにゃく、ミツカン米酢、日本産タカノツメ、片栗粉、

ホッカイドウダイズモメとは北海道大豆木綿豆腐だろう？
ここまでは産地にこだわりを持ち、健康志向の中年っぽい。　　 　
そして
　　味の素小瓶

高齢者には漬物とかなんにでもかけて食べる習慣の人がいる。
我ら50代以下はあまり使わない気がする。
入っていた本が中村うさぎの小説。あんまり高齢者が好む作家ではない。
う～むむむ
味の素が必要な高齢者と暮らしている主婦？
タカノツメはばぁちゃん仕込みの漬物用？
地味に暮らしているけど内心、ショッピングの女王にあこがれる壊れた部分に惹かれる？

あら！このスーパーは家から近い。私も良く行く。
どこかで出会っている人かも？

紙一枚で、朝っぱらからた名探偵気分で、
どうてもいい推測に一人盛り上がり
本日もギリギリセーフで出勤する羽目になりそう