それでも人生にイエスと言う | |
クリエーター情報なし | |
春秋社 |
ちょっと私の志向から外れる。
友達がいたく感動したと、貸してくれたもの。
夜と霧の作者の書いたものだと言うのも知らず手渡された。
「それでも」とはまさに「それでも」
なんの希望もみえないいつ終わるかも定かでない強制収容所に於いてもという意味も含む。
実際に体験に基づいた思想であるから、説得力がある。
しあわせやよろこびについてタゴールの詩が引用されていた。
私は眠り夢見る、
生きることがよろこびだったらと。
私は目覚め気づく、
生きることは義務だと。
私は働くー すると、ごらん、
義務はよろこびだった。
休日だけを楽しみに働いているが・・・恥じ入るのみ。
どんな状況であっても人生にイエスを言えると薄っぺらい例えでなく、順々に説いてある。
単に前向きの人生肯定論は時々、聞いていて疲れるが、
そんなことを言えない、
不幸のどん底、絶望の淵にあってもイエスと言えると。
いささか重たかった。
本当は手にして繰り返し繰り返し読む本だろう。
汚さないうちに持ち主へ返そう。
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