陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

大人のアスペルガー症候群 (こころライブラリー イラスト版)

2008-09-21 04:46:26 | 
大人のアスペルガー症候群 (こころライブラリー イラスト版)

講談社

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佐々木正美先生と梅永雄二先生監修
マーキーさんのご紹介でAmazon購入。
息子目の届くところにさりげなく置いている。
仕事と合気道でめちゃめちゃ忙しく手にする時間がまだないみたいだけど
ものすごく時間のない朝のテーブルへ
本が移動していたから興味を惹いたみたい。

マイナスなことはグレーの囲み
プラスなことはオレンジの囲み

分かりやすい番号打ち。
イラスト入り。

解決策まで矢印で導いてあったり
オレンジ囲みで本人の行動ポイントが示されてもいる。

ひとつひとつの項目が息子の謎、悩み。
自分を責めなくてもいいんだこれは自分の特性だったのかと
心が軽くなって
指示がはっきりあれば出来る特性にはまれば
出るステップになりそう。

当事者にも支援者にも手元に置いておきたい1冊。
日常的な事柄ばかりなので両者の関係改善にもおすすめ。
できれば各職場の備品に欲しい。
ちょっとだけ分かってもって配慮があれば
きっとアスペの方々はお役に立てます。まちがいない
マーキーさんありがとう

緑の風が吹く昼休み

2008-09-20 12:24:17 | Weblog
研修の昼休み。
息子に弁当を作るからお相伴で私も弁当。
雨上がりで9月の風も清々しい屋外で広げた。
緑のカーテンが目の前に見える。

コミュニケーションの取り方援助技術の演習は
別に相談業務のケアマネでなくっても役立つことだろう。
まずはじゃんけんゲームで場の雰囲気を和ませてから、
次々相手を替えて短時間でいいとこみつけをするところから始まった。

基本は発達障害者支援ともおんなじ様だ。
息子のいいとこみつけを世の中の人がしてくれなきゃ息子は生き辛い。

姑が私と畑に居る姿はいきいき見えたと見かけた人から聞いた。
姑も私も元気で過ごせる状態が一番。
どちらかのガマンで成り立つガマンは最小限で。

あの人だっていいとこいっぱいない訳ではないもんね。

本日の救済処置研修で無事受講を満たされそう。
ほんとうは自宅から目と鼻の先が会場だったんだけど。
往復3時間。無駄とは言うまい。

けっきょく姑のケアマネジメントしているみたい。
かなりの難ケース担当だわ。

お腹が痛い…過敏性腸症候群?

2008-09-19 22:29:53 | Weblog
だいだい毎日調子よくお通じがあるのに
いきなりの腹痛。お腹がガスでパンパンな感じ。
トイレから出たり入ったり繰り返す事2時間。
いったいなんなんだろう?
ネットで腹痛を調べていたら
過敏性腸症候群ってのを見つけた。
なんだか原因が分かったみたいで安心したのかピタッと腹痛が止まった。
やれやれ~
それともさっき飲んだ正露丸が効いてきたのかな?
病は気からを地でいって、年中、救急車を呼ぶ姑を批難できないや。

自分で出来なくなった悔やんでいた畑を手伝ってやったら
やたら元気になって、
介護保険の要介護認定申請書を出して良いと言ったから出したのに
また散髪屋をやれるなどと言いだした。
発作が起こった時に一人ぽっちは怖いから
有料老人ホームへ入るってのはどうなったの?
4か所も回って良さそうなところを調べ上げたあれは無駄?

初めて鍬を持って耕し方から知らない私にあきれ
ついに
さっきまでよろけていた人が鍬を手に見本を示しだし
手伝い人をそっちのけで全部やってしまった。

元気になったのはなによりだけど、
この元気は私がずっと付き合う事とカップリングのようで
はんぱでない細かいこだわりに付き合っての畑仕事はまるで楽しくないし
鍬を振れば腰くるし
ひとことひとことのイヤミをにこやかに聞き流していると
だんだん自分がイヤになってくる。

実母に言われた。
『先の短い人なんだから嫌うのは止めてやさしくしてあげなさい。』

人を憎むことは止めたい。
どんな人まず受け入れたい。同調はしなくても全否定は避けたい。
大嫌いな姑と少しづつ仲良くなろう決めた。
淋しさから救急訴えが多いのなら
淋しくないように時間がある私がなんとかすれば良いとも思った。

その結果がこの腹痛なのかも?
なさけないけどストレスに弱い…ワタシ。

明日は救急車騒ぎでケツった研修の救済措置。
7時に家を出て県研修センターへ走る。
お腹が治って良かったわ。ホント。






ねこはいいわ~

2008-09-19 17:26:33 | ねこ
ネコ×GONG


ネコのカレンダーにこねここねこねTVを貼りつけました。
そこに居るだけでどうしてこう気持ちが休まる存在なのか?
向こうから媚びてもこないもに、なんでこう下僕になってお世話してしまうのか?
猫ってなんだ?

動画パーツはでか過ぎてBLOGにきれいに貼れなかったからこっち持ってきました。

ワタクシかなりお疲れです。
働いていた方が楽だったかも?
本日も実母に姑のおばぁちゃんズに振り回されてへろへろ。
せめて猫ちゃんで満たされた~~い

息子のリーゼをちょっとね

2008-09-18 07:40:32 | Weblog
テーブルの上にいつもは弁当ケースに入れてやる昨日のリーゼが残っていた。
神経ピリピリだから思わず口にした。
頭がぽよよ~ん。
ふわりふわりと気持ちが緩んで、
昨日からばばっちい家を片付ける意欲がわかない。
息子はこんな薬朝昼飲んで普通に暮らすことが出来るのか?
相当な緊張感なんだと改めて思う。

薬が抜けたら
姑を有料老人ホームのイチオシに案内しようかな?

タリラリラン~
当分、お気楽気分のリーゼさまに身をまかせとこっと。
ドーピングにひっかかって家守りの座を追われるかもね(^-^)ノ~~

姑のこれから…

2008-09-18 05:06:10 | Weblog
姑の度重なる救急要請は死への不安、独居の不安ではなかろうかと思う。
昨日どこも悪くないと言う検査結果が出た。
むしろ狭心症を起こしたような気配すら感じられない元気そのものという医師の所見だった。

発作時にはまず舌下に含むニトロベン。
飲んでから私に電話するようにと、無駄なようだけれども口をすっぱくして言い聞かせた。

薬は10分で効くと医師から言われた。
我が家から車でちょうど10分。
着いた頃に治まってなければ病院へ搬送できる。

昨日は
雨戸を開けていた時にちょうど散歩していた隣家の甥を見たら
急に苦しくなったから呼びとめて「救急車を呼んで欲しい」頼んだそうだ。
それでまず私にその嫁から救急車を呼んだ方が良いかと電話が鳴ったのだ。

第一報者である甥宅へ事の顛末を電話ない訳にもいかない。
 『一緒に住んであげるべき』
などと言われてしまった。

救急車に乗って搬送先待っているところに私が駆け付けたら
甥の嫁が救急車に乗っているのみ。血族の甥が近所にふたり居る。
サイレンの音やものものしさが分かる距離に家がある。
救急車を頼まれた甥自身の姿もない。

姑がかけるつけた私を『家族です』と言った。
病院で何回も私の存在を家族とくりかえした。
正直、背筋が寒くなる。
相続権なし、扶養義務のない他人ですと言いたい。
家族でないから、
他人に孤独であると悟られないための『家族』宣言にも思えて
姑の寂しさと見栄張りの気の強さを感じた。

なぜニトロベンを飲まないか?救急車や病院へと騒ぐのか聞いてみたら
『それでも恐ろしいよ。これからどうなるのかと不安で。』
緊急だと騒げば

  人が来てくれる。
  誰かに頼れる。

病院への行き帰りはすがりつくようにしてくる。
ベッドから起き上がるのに
赤ちゃんのように両手を出して抱きつて起こしてもらう仕草をする。
ほんとうに動けない介護要る人の動作ではない。

さみしい人だろうけれど私にすがられても困る。
大学生の子2人と残されてお先真っ暗な私に
何の助けの手もかしてはくれなかった人だ。
『お金はいくらでもあるから困ったら言いなさい。』
あることだけチラつかせて1円の援助もなく訪ねてくることもなく
私がどれだけ苦々しい思いをしたかさみしい思いをしたか

  あの時あなたは助けてくれなかった

姑の意志を確認して介護保険の認定申請をした。
有料老人ホームと軽費老人ホームの空き情報を調べ上げた。
近場のこれはと思う施設4か所回って、実際に見て説明を受けてパンフも揃えた。
義理仲の人にこれを勧めて場所を決めて入所の品揃え搬送…
入所の選択も簡単でない。

私の他に親身になりそうな親戚血族は居ないと思った方がいい。
手がいるとわかると言らない口は出しても知らん顔を決め込んでいる。
ここで私が手をひけば私も人でなし

家に辿り着くと弁当なし出勤をさせた
息子のパニックぶりが手に取るように分かる惨状が待っていた。
几帳面に玄関鍵掛ける子がカギをかけていなかった。
玄関の小物がバラバラと散らばって、洗面所へバイクのカギがあった。
出勤が迫る、バイクのカギが見つからない、合鍵が見つかってバイクは動いた、
家のカギまで気が回らなかった…
家中の散乱はバイクのカギを探し回った息子のパニックの痕。

散らばった品々を元の位置に戻す気力も私には残っていなかった。
朝の6時から午後4時まで駆け回っただけのことでもう動けない。
昔ほどの体力が私にはもうなくなっている。

さっき久々の息子の夜叫が聞こえた。
特別に大声で長い。なにやら闘っているような寝言。叫びだ。
不安定の要因のひとつは姑がつくった。
姑にイヤミに聞こうえようと何度も本人に向いて言ってしまう。

  私はあなたのように
  独り身だけの心配ではない。
  残してゆく息子の心配まである。

孤独なのはあなただけでない。今さら甘えんな!
時に憎々しい気持ちが胸に渦巻く。
私も業な人間でしかない。

姑救急搬送

2008-09-17 07:05:27 | Weblog
さぁ~息子の弁当作りと思ったら電話が鳴った。姑の隣の甥の嫁だった。苦しくて救急車を呼んでと電話があったと言う。すぐ救急車呼んでと頼んで、パジャマを着替えて寝ている息子に声をかける。

おばちゃんが大変より息子は我が出勤に『弁当がない』に気を奪われている。臨機応変が出来ない障害はこう時困る。お茶だけ水筒に入れて、早めに家を出てコンビニで弁当を買うように言い渡す。制服がまだ生乾き。浴槽乾燥室に入れる。忘れそうで気になるが四の五の言っている場合でない。

姑の家に車を走らせる。信号待ちで電話を入れるが出ない。自宅へは救急車が止まっていた。車内へ甥の嫁、姑は計器につながれてバイタルをチェックされている。搬送先が決まらないと救急隊員が連絡中。狭心症の手術先病院を告げる。


ニトロベンは飲んだかと問えば飲んでないと言う。救急車の前にニトロベンだろう!薬の場所を聞いたが分からない。話ができるし、薬場所が言えるくらいだからものすごく救急状態でないことに安堵すると同時にムカついた。

人騒がせな!私は今日研修だったのだ。1回でも休むと研修終了資格がもらえない。受講料18000円パァー。今までの受講もパァー。

ここまで打ったら医者に呼ばれた。
今、無事搬送先。狭心症手術をした病院。
私が探し当てて飲ませたニトロベンが利いて落ち着いているとのこと。
ついでに外来受診を頼まれた。

なぜ、救急車を呼ぶ前にニトロベン舌下の事を確認しなかったか。姑にはもうそういう判断を求めてもいけないのだろう。研修はケアマネをしないのなら必要ない。辞める時期だったのかも。しばらく姑のことをどうするのが一番良いのか考えよう。

お外が気になる

2008-09-17 05:44:07 | ねこ
完全室内飼いで外を知らない。
この秋で家に来て16年目になる。
風も涼しい。虫や小鳥で窓越しに見つけたかな?
ずっと家猫でしあわせだった?
本当は外を駆け回りたかった?


   飼い猫が
  絶望と
  悪徳の
  裏街道に
  興味津々

やっぱり昼の弁当はうまい

2008-09-16 07:05:56 | Weblog
雨の一日、道路の工事は早じまいだったのか
びしょ濡れで午後4時前帰ってきた。
開口一番
『やっぱり昼弁当はうまい』

前の日に仕事がなくて家で、しかも夜に食べた弁当は
言わなかったけれど不味かったらしい。
体を使って働くから弁当がおいしいと言うマジックが充分にあるし、
ちゃちゃかちゃと30分クッキングで作る弁当なんだけど
こう言ってもらえると作り手はとてもうれしい。

午前6時
この弁当作りのせわしない最中に姑から電話を受けていた。
「お買いものに連れて行ってもらう予定だけど、病院にしてくれる?」
体の調子が悪くなっているのなら躊躇してる間はない。
「すぐに行きます」

電話口ではためらい時間があって
「用事をすませるから8時過ぎに来て」
なんだ家の仕舞いやら身支度が出来るのなら大したことない。
祝日に受診だからいつものかかりつけ医ではなくまたも緊急外来になる。

たしかこの前の不調訴えから10日も経っていないのではなかったか?
何度も緊急で検査の結果『異常なし』。
内心『またか』と思った。でも万一ってことがある。
一人暮らしに限界がきているが、なかなか助けの手が出せない義理の仲。
姑はマイペースで他者の助けでは満足出来ないタイプなのだ。
良かれとこちらが思う事が迷惑でずっときている。

8時過ぎ、姑宅着。
5時にニトロベンを飲んで今はどこも悪くないと言う。
『じゃぁ病院はいいでしょう?』
心配だから行くと譲らない。
実母なら寝ておけと一喝して
出来ないでいる家事やら身の回りの世話を始めるところだどうけれど
カギをかけた屋外で外出着に着かえて待たれている義理母には強く言えない。

病院では予想どおり。なんでもない。薬も注射ない。
帰路に週一の買い物へ寄るかと訊ねたら寄ってくれと言う。
いつものお店は遠回りだからとやたら遠慮するから、
一番近い大型店は店内で疲れそうにみえたから、
小雨の中、小さめのスーパーに車を着ける。
よろけるからカートを取りに走ったり気使いがいる。
買い物の袋詰めを手伝っていたら切干大根の総菜が2パックあった。
切干大根が好きなのならこんど作ってあげようと声をかけたら

 『うん?きんぴらじゃない?』

と言う。目が悪くなっているから取り間違えたのだ。
私がレシート貰って交換に走った。
考えたら私の作ったものは好きでなかった。
自分が買ったきんぴらが好きなのだ。
朝手渡したおからを炊いたのはゴミになったかもしれない。
前回もおかず持っていったけれどおいしかったも何も聞いていない。

荷だけ家に降ろしたら『ありがとう』と言う。
帰れと言う意味らしい。手が出せない。家に入れない。

まぁいいかと
近くの実母と妹夫婦が住む実家へついでに回る。
母が包みを開いてニコニコしている。
今春巣立った内孫から敬老プレゼントが届いたところだった。
〈就職してはじめの敬老の日くらいおばぁちゃんにちゃんとしなさい〉
と言う妹からの裏差し金がこっそり耳打ちされた。

姑の通院顛末を話して、待合室の暇つぶし編み物を見せた。
自分たちのも『編んで。編んで。』と親子でやかましい。
母も昔は編み物をしていた。
あの残り糸をいっぱい貯めこんでいたのはどうなったろうか?
廃物利用ができれば無職の手慰みになるかもと
ちょっと聞いたら押入れの大捜索になってしまった。
母はいったい何をしまいこんでいたのだ?

妹が『これはいらない』と言う。母が『絶対にいる。』と言う。
中に入って仲裁しつつ片付け。
本題の毛糸類は面倒くさいので一切合財私が引き取ることにした。
母が『要る時はもらいに行くから』と言う。
ハイハイ。大事に保管しときます。

何にもなりそうもない毛糸だけど、
気の多い私の母らしくほどきかけのセーターやら編みかけやらが混じっている。
どうしようか?と考えるのも楽しい。

子供の頃読んだ↓
スウ姉さん (角川文庫クラシックス)
エレナ・ポーター,村岡 花子
角川書店

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を思い出す。
若くして突然病に倒れた父親介護にあけくれ婚約者を時間のある妹へ取られた
スウ姉さんが
『メインのお肉も脇のじゃがいもがないと引き立たない』
と自分の立場を肯定する。
主婦に倦んでこれで一生終わるのかとため息が出そうな時
何度も思い出した言葉だった。

びしょ濡れ泥だらけの作業着と雨合羽は
仕事の疲れと汚れをシャワーで流している主役の影で
きれいに始末する役が確かに必要だ。

懲りずに履歴書の用紙を買ってきてもいるけれど
支えが居る人々のためにスタンばっている自分が一番私らしい気もする。
生きてきて一番長い時間が主婦だったのだ。
夫の死後、がむしゃらに無理をしてきたのかもしれない。

30分クッキング弁当を
『ありがとう』と息子が受け取って雨上がりの朝へ出ていった。

家を片付けてから姑の様子見に行ってみよう。
母がほどきかけのセーターはもう一度繕って寒くなったら着てみようか?

強運の持ち主  瀬尾 まいこ著

2008-09-15 04:56:50 | 
強運の持ち主
瀬尾 まいこ
文芸春秋

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スパーマーケットの一角でやっている占い師の話。
読んでいると霊感も何もない私でも占い師になれそうな気がしてくる。
主人公がなんだか私に似ている。
占い師になったきっかけはアルバイト情報誌でみつけた
「未経験者大歓迎 時給1200円」
さらに
「おしゃべり好きなあなたなら簡単!
 一人でできる仕事だから、わずらわしい人間関係なし」

上司にうんざりして半年で仕事をやめている。
飽き症で一つのことにひっかっかるとそれ以上前に進めず、すぐに切ってしまう。
習い事もなにも長続きしない。

まるで私ことみたい。

時給1200円で未経験者歓迎とはちょっ考えるとかなり怪しい仕事ではある。
一人暮らし貯金なしで背に腹はかえられぬ思いで求人占い研究所のドアを叩く。

そこの経営者の占い師のモットーが
「当たるも八卦当たらぬも八卦」
「結局適当なことを言って、来た人の背中を押してあげるのが仕事」
妙な雰囲気もったおばさんがこういういかさまっぽいことを言うのが
すっかり気にいってこの世界の人になった。

題名の『強運の持ち主』とは姓名判断、四柱推命なんでも強運と出た
お客さんの男性を強引にアタックして得た夫のこと。
この夫のキャラクターは
まるで強運やら迫力やら頑張りやらとは縁遠いどこかだらけたタイプ。
市役所勤めで定時に帰宅できるので夕食を担当してくれている。
通常では考えられない材料の取り合わせの珍妙な料理ばかりが並ぶのが玉にキズ。

占いくるお客も珍妙な客を取り揃え、
ひとりが好きで始めた占いに押しかけ助手がやってきたり
助手も悪くないかなとまったく自分と性格が反対の人物を雇ってみたりと
劇的な要素がないわりににぎにぎしい構成になっている。

どこにもありそうな普通の場所に
普通に生活している人々ばかりが登場して
ふわりふわり力まずに生きている感じが伝わってくる。
人が自然に兼ね備えているやさしみも合わせて伝わってくる感じがいい。

主人公の性格に似ている私が占い師に向いていると短絡には思わないけれど
こういうワタシで居ていいよと背中を押されたような。
適当に自分に都合の良い解釈で本を閉じた。めでたし。めでたし。


65歳を過ぎてからの遺族年金計算は?

2008-09-13 05:59:53 | Weblog
遺族年金だけで食べてゆけるか計算をすると
もらっている年金から支払う社会保険料やら税金類が重い。
後期高齢者が医療保険料やら介護保険料やら天引きされて
手にする年金が少ないとガックリくる気持ちが良く分かる。
年金自体が最低ラインでの四苦八苦しなければ生きてゆけない額なのだ。
国から頂くお金の中からまた国が下さいというお金を支払うと言う矛盾。
生活保護世帯だったらこういう面倒なお金は免除がバッチリなんだけど。

60歳までは年金を掛け続けないといけない事なっている。
寡婦の場合は支払えなければ免除手続きもある。
しかし免除を受けると65歳からの支給金額が減ると言うしろもの。

市役所に厚生年金から国民年金への切り替え手続きにいった時
社保から出向いての年金相談の日があると知ったので
免除を受けたらどうなるのか具体的な金額が知りたくて行ってきた。

相談開始時間30分で20番目。座って待つ場所もない。
相談者がここまで多いとは想像していなかった。
しかも自分の年金記述がどうなっているのか自分で確かめる
ねんきん特別便相談は別窓口でやっていた。

1時間半待ってようやく順番が回ってきた。
遺族年金の構造は65歳を過ぎると一気にややこしい計算方式になるらしかった。
しかも平成19年度から変わって、
自分の年金をまず満額もらって
足らない部分が遺族年金として残るらしいと分かった。

途中専業主婦の被3号で居た時期が一番長い。
自分の年金がいったいいくらになるのか空恐ろしい。
残りの補てんもいったいどうなるのか?
最終的に
遺族年金受給者はがんばって厚生年金をかけたところで
無駄であるらしい事だけ分かった。

聞きたかった免除については
年額にして2万貰えるところが3分の1になると言う。

   20000円-6666円=13334円の損

もうひとつ疑問はいったい65歳超えたら私の年金額はいくらになるか?
ついに計算してもらえなかった。
もう少し年齢が近づかないとコンピューターが計算してくれないそう。
後10年。長い様で短い。
体はどんどん衰えてゆく。
どう言う働き方が年金的にはベストなのか?

まるで働かない場合は?
60歳まで後5年の国民年金の支払い義務がある。
現在の年間172370円也は確か年々アップ予定だった。
ざっと
 180000円×5年=900000円
これから約90万円支払わないといけない計算になる。
900000円÷13334円の損は67.4966...年間。

あれれ?54歳+67歳=
121歳にならないと元が取れない!
支払った方が損でない?

こういう計算は社保の人はしてくれなかった。
取りあえず免除してもらおうか?

変わりつめる年金制度。
被3号への風当たりも強い。
遺族だ寡婦だと甘えるんじゃない!とお叱りを受けそうな風潮。
良い方へ転がしそうな年金制度じゃないことだけは確か。

これから私はどういう生活パターンでゆくのか?
経済的な見通しが立てたかっただけなんだけど結局良く分からなかった。
必死こいて正社員で働いても年金についてはさして変わらないって事だけは納得。
働くにしてもパート選択がベスト?

よし!国民年金の免除手続きに行ってこよう。
あちゃ~役所は3連休だった




じたばた騒いで下さい

2008-09-13 04:45:53 | Weblog
汚染米「人体に影響ないのでじたばた騒がぬ」太田農水相(朝日新聞) - goo ニュース

カビだの発がん性物質だのしっかり我が身も口にしているかもしれない。
ガンで死んだ夫が毎晩晩酌で楽しんでいた銘柄が汚
染米使用に上がっていてギョっとした。

保育園や介護老人施設ですでに口にしていることが確認された。
弱い人たちの『人体に影響ない』と言いきれるのだろうか?

長年にわたって放置していた国の監督責任やら
汚染経路の性急で明確な公示やら
じだばた急がなければいけない事が山積みでしょう?

こういうズレた感覚の持ち主しか大臣に居なかったのだろうか?


↓こっちの問題もじたばたして早くホントのことを言いましょうね。

強気「問題ない」具体的質問には「ちょっと…」太田農水相 秘書宅に事務所費計上(産経新聞) - goo ニュース

誰もみな忙しそうな午後無職

2008-09-11 15:34:53 | Weblog
家の中には風こそ涼しい秋の気配を感じさせて入ってくるけれども
影のないところはまだ炎天。
息子もこういう時間にがんばっているに違いない。

申し訳ない気がするが、私は
覚悟も先の見通しもなく仕事を辞めてしまってなんとなく所在ない気分。
時間はあるけれど、稼ぎがないから何かしようかと思っても金縮気分になる。
ガソリン値は上がり止まりの気配ではあるけれど、去年の比ではない。
家は高台に位置し、交通公共機関がある坂下まで行ったところで
田舎ゆえに朝夕の利用の多い時間帯以外はまばらにしか動いていない。
徒歩で出かけるには暑い。車はガソリンがかかる。
家から出ない選択がいちばん体力と財布にやさしい。
こうやって行動規制を自分にかけるとだんだん気力が失せてくる。
生活にメリハリがなくなる。

午前中は何やかやと家の内外をごそごそとやって
時間がつぶれるが午後がいけない。
息子の出勤に合わせて朝が早いから本を読んでいてもこっくりこっくり。
急に誰かとしゃべりたくなるが、大抵の知人友人は忙しくしている。
用事のない人と用事のない会話はむなしいだけかもしれない。
息子とのアスペチック会話がすべてで、
まともな会話から遠のくとだんだん人と話すのもおっくうになりそうな。
このまま脳細胞が縮まってゆきそうな。
いかん、いかん。
前、専業主婦の時はおけいこごとやら
主婦仲間とのおしゃべりやらランチやらと
結構忙しかった記憶がある。
遮二無二働いている間にいつのまにやら
そういう時間の使い方からは遠くなってしまった。

また何かのグループに入って何かすれば人と交流は保たれるだろうけれど
何かを続けていく意欲があるのかどうか?
何をしても辞めてきた自分を思うと二の足を踏む。

オールフリータイムと知って姑と実母から運転手の要請が突然入る。
こう言うのにスタンばっている人間が要るのも悪くはないかも?

手芸の本など買って来た。また簡単な編み物でもしようかな?
目が悪くなったし根気もないからゆっくり楽しむ程度で。
前は投稿していた川柳マガジンの購読一年分を申し込んだ。
ひとりで楽しめることから始めようか?

猫の健康管理はばっちり。
ちょっと調子が悪そうだと薬を加減してやるからか
そろそろ注射の時期を過ぎても何とか小康状態を保っている。

今夜こそ息子とも穏やかに過ごせるように気分ゆったりでいよう。

姑は脳血管性認知症

2008-09-09 05:15:18 | Weblog
今年2月には狭心症で入院してから後
姑が不調を訴えては病院へ連れて行って欲しいと言うようになった。
緊急でなんども連れて行くがその度にどこも悪くないという結果が出る。

めまいふらつきがあるからと脳外科でMRIを撮ったら
小さな脳梗塞がいっぱい見つかった。

かかりつけ医に相談に行ったら脳血管性認知症と言われた。
確かに記憶がまだらに飛んで辻褄の合わない事を平気でいったり
おかしな自分勝手な判断が目立つようになってきていた。
もともと誇大表現の人ではあったけれども
美しい記憶に書きかえられた逸話も増えている。
体調不安訴えも認知症からきていたのかも。
ひとり暮らしが不安になってきたか?

こだわりの多い他者のすることでは納得しない性格。
亡夫がたったひとりの子供だった。
ごく近所に甥家族の家が2軒ある。
介護は女性と言う古い考えの甥たちの嫁は私が無職になってホッとしている。
あからさまに家族が一番などと言う。
私は姑の家族で自分たちは違うと言うことらしい。
姑は姑で私よりも血縁で近くに住んでいる甥を頼りにしているのは明らか。
言葉の端々にそれは現れる。他人である嫁として私は微妙な立場だ。

健康への不安訴えが落ち着くかもしれないからと
週一の往診がしてもらえることとなった。

足元がふらつくようになってきたし
几帳面で草ひとつなかった庭や畑が荒れ放題になってきている。
ずっと嫌いな姑であるけれど
仕事がなくなった今は気にかけてあげる時間が取れる。

私を家の中へは極力上げたない態度ありありでまともな世話は無理だけれど
畑や庭の草むしり程度はしてあげられる。
バスで買い物に週一回出かけるのが習慣だったけれど
こだわりのいつものスーパーへの移送はかって出られる。

ちょっと換気扇が汚れていると小耳にはさんだから
すぐに掃除をして、
もう後は簡単に紙フィルターを取りかえれば楽なようにしてあげた。
『あんなものいつまで持つかね?』と紙フィルターへの嫌味は忘れない。
掃除が終わったら正午過ぎていたから昼食用とお礼兼ねてか
賞味期限が相当過ぎたアンパンを持たされた。
いったい何を食べて過ごしているのか?
まともな物を食べているかどうかも疑わしい。

今まで私が作った総菜はことごとくクレームを付けた人だけど
昨日は我が家のお残りをちょっとだけ昼に持って行った。
88歳の現在まで営業してきた理髪店の
赤と青のあのポールが回ってはいなかった。
完全に閉めたワケではなく
調子が良くなったら待っているお客さんだけはとまだ言う。
好きなことを無理しないで続けることが気持ち張りにもなるだろう。

大嫌いと放置しておくわけにもいかなくなってきた。
ちょっとづつ近づいてちょっとづつ心通う存在になるしかあるまい。
完全一人暮らしはもうあぶないわ。
無職の私にやることがひとつ見えてきた。

ミスコン  後藤 悦子著

2008-09-08 22:51:01 | 
ミスコン―mis‐control
後藤 悦子
小学館

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この小説はケイタイサイトで連載されたもの。
著者は主人公とほぼ同じ経歴持つ。
私小説っぽいフィクションと言ったところか?

短大在学中に受賞したミスの称号は小説内とまったくおんなじ。
ミス日本神奈川代表とミス鎌倉。
その後、スチュワーデスとなるところも合致。

退職してだんだん精神の均衡を崩して幻覚幻聴が起こるあたり
統合失調症みたいだけれどもアル中とされている。
この辺りがなんとなく
現実に精神科の薬にずっと世話になっている身内を抱えていると釈然としない。

『恋空』ほどレイプだ難病だとパターン化したアクシデントがないだけ
読みやすい小説ではあった。
初期ものであそこまでいってしまってないってことかも。
なんだかんだとケイタイ小説も
おばさんの野次馬根性で手に取ってみたくなる。

ミスコンは女性蔑視であるとか言う意見もあるが、
あちこちのミスコン荒しが出てくるこの小説を読んでいると
うまく当日だけ審査基準を通過し一位になる事目指す姿勢は
人前で鍛えた筋肉もりもりの肉体を披露して競うボディビルっぽい感じ。

つい最近(?)ミス日本の入賞秘話など観た記憶とダブった。
内容的にはもっと下世話に書いてあり、
外面の作り方と内面をそれらしく見せる方法論と
人の目に映る美ってなんだ?と疑問がわく。

美人はしあわせか?

女性はとかく少しでも美しくありたいと願って
あれこれ無駄な抵抗を楽しむパーツを
多かれ少なかれ持ち合わせているものだけれど
あの追求力は何の意味があるのだろうとちょっと疑問。

林真理子の小説なんかに出てくる
美しいだけでちやほやと分かりやすい金を出す男たちもここにも出てきた。
そう言うので満たされると思うおバカな女は少ないと思うけど
美人はしあわせか?
女はなぜ美しさ求めるか?

最近、そう言うのからちょっと降りた感じが自分でしないでもないのだけども
若かりし頃にも自分からは遠かったミスコンの話、
ミスになる人ってどんな人だったか?一読の価値あり。