台所の流しで夕食後の洗い物をしていたら、アレッ母がご詠歌の練習をしているような音がした。あたりをキョロキョロして見ると、知らない間に主人が電気の紐に風鈴をつけていた。
扇風機の風に当たって、その風鈴がなったのだ。その音が丁度母が生前近所のおばさんやおばあさんたちと一緒に土曜日の晩にお寺に行き、ご詠歌を習っていた。そのために家で時々一人で歌いながら所どころチーンと鈴を鳴らしていた。
風鈴の音とは知らずに、私の体の後ろの方でこの音を聞いた時、在りし日の母の姿が浮かんだ。あの頃の母はいきいきとしていた。年に1,2度ご詠歌の大会があると言って、名古屋や京都の妙心寺に行ったりして楽しそうだった。今も天国でご詠歌を歌っているかなぁ。夢の中でもいいから出て来て歌って聞かせて欲しい。
扇風機の風に当たって、その風鈴がなったのだ。その音が丁度母が生前近所のおばさんやおばあさんたちと一緒に土曜日の晩にお寺に行き、ご詠歌を習っていた。そのために家で時々一人で歌いながら所どころチーンと鈴を鳴らしていた。
風鈴の音とは知らずに、私の体の後ろの方でこの音を聞いた時、在りし日の母の姿が浮かんだ。あの頃の母はいきいきとしていた。年に1,2度ご詠歌の大会があると言って、名古屋や京都の妙心寺に行ったりして楽しそうだった。今も天国でご詠歌を歌っているかなぁ。夢の中でもいいから出て来て歌って聞かせて欲しい。