里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

入院日記ー13

2009年08月28日 | 日々のつぶやき
7月22日(皆既日食の日)

食事メニュー



朝食

食パン2枚、マーガリン、苺ジャム、牛乳、(大根・人参・カイワレのサラダ)、バナナ


昼食

冷麺(卵・ハム・きゅうり・レタス・海老+冷麺つゆ)、豆腐の野菜あんかけ(シイタケ・人参・ピーマン)、(モヤシ・人参・ピーマンのあえもの)


夕食

ご飯、きゅうりの酢の物、里芋の煮物、(ゆで薄切り豚・トマト・カイワレ・人参・ワカメの盛り合わせ)


この日は、日本では、46年ぶりと言う皆既日食の日と言う事でしたので、いろんなところで見られる皆既日食の中継を、せめてテレビで見ようと、いつも見ている「つばさ」の後、テレビを消さないで、ずっとつけっ放しにしておこうと思いました。

すると、次に始まったのが、「愛する人の死・・・(伴侶の死)」をテーマに“あなたはどう乗り越えますか?”と言う番組になった。

いざ、そうなった時の、残された人の立ち治り方が取り上げられていました。

相手の死に目にも会えず、突然相手を亡くした人、長年看病の末に、相手を看取った人、等など・・・

亡くし方は、その人、その人によって違いはありますが、やはり、その後の、残された人の立ち治りは、並大抵のものではありません。

時と言うドクターが、治してくれるかも知れませんが、やはり、そこに到達するまでが、当事者には、なかなか何事も受け入れることが出来ず、他人が、良かれと励ます意味でかけた言葉さえも、逆に傷ついて、落ち込んでしまう結果にもなりかねない。

番組中に取り上げられた人は、ある程度の時を経て、その人なりに、同じように伴侶を亡くした人同志の分かち合いの会に参加したり、また、ある人は、伴侶と過ごした思い出の家を売り、マンションへ転居したりして、これからの有意義な人生へと歩みだした人たちが紹介されていました。

ある程度の、思い出の品を処分する事によって、物質より、心の思い出が強くなったと言っておられる人もいらっしゃいました。

スタジオにゲストとして出ておられたペギー葉山さんが、最後に「涙を流した分だけ強くなって欲しいですね」と言われた言葉が心に残りました。

この番組を、偶然見た私は、昨日、主人が、見舞いに来てくれた時、、やや大きめのカップ入りのチーズケーキを買って来てくれました。

主人:「食事まで、まだ時間があるし、いま食べれば」

折角買って来てくれたのだからと、主人の前で食べることにしました。

しかし、ふたを開けてみると、ホイップした生クリームがいっぱいで、下のほうにほんの少し、チーズケーキかと思いきや、そうではなく、パサパサのスポンジケーキで、上に乗っている沢山のホイップクリームの上には、メロンの切ったのが乗っていました。

甘いクリームの上に、果物が乗っているのは、折角の果物が、クリームの甘さに負けて、酸っぱくなるので、私は、以前から好きではありませんでした。

しかも、このチーズケーキと書いてあるカップケーキは、ホイップクリームが、あまりにも多すぎて、食べながら、思わず、「酸っぱ~い」とか、「まずいよ」と言ってしまった。

入院してから毎日、病室のドアを、トントンとノックして、「定期便です」と言って見舞いに来てくれる主人に、悪いことを言ってしまったと、この番組を見て、大いに反省しました。

そして、平成7年に骨折して入院したとき、お見舞いの人が来て下さるたびに、一緒に間食をして、太ってしまった苦い経験がありますので、今回は、それだけは自分で気をつけようと、強い意志を持って入院しました。

「あまりカロリーの高い洋菓子はやめて。持って来てくれるんだったら、和菓子系か、蒸し菓子のようなのにして」と言ったことが、悪いことを言ってしまったと、心から反省しています。

ゴメンネ。

主人は、C型肝炎で、もう20年以上病気と共存し、時には、かなり苦しみながら、生きてきました。

今は肝硬変へと進んでおり、先日も、血液検査の結果、血小板と、もう一種類、血を止める物(今、名前が出てきません)が、普通の人に比べると10分の1しかないので、大きい手術は出来ませんから、これ以上病状が悪化しないように気をつけて下さいと言われたのを、私も一緒に聴きました。

もし、「手術したとしたら、普通の人が、1分で血が止まるところが、10分も止まらなかったら、大変な事になりますからね」とまで言われました。

こんな主人が、わざわざ毎日見舞いに来てくれて、その上、私が喜ぶと思って、何か差し入れを持って来てくれた主人に、本当に悪いことを言ってしまったと、テレビを見ながら、涙が止まりませんでした。


この日、先生の回診で、やっと添え木を取ってもらえました。それに伴い、包帯も取れました。

これで、だいぶ足が軽くなりました。しかし、抜糸は未だ見送られました。


テレビで、皆既日食の映像が出ましたので、カメラを構えましたが、なかなかいい映像が撮れませんでした。

一番綺麗だった、ダイヤモンドリングが写せなくて残念でした。

 

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