里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

小冊子より

2015年07月22日 | 日々のつぶやき
主人が亡くなり、最後に入れて頂いていたホスピス病棟で寝台車のお迎えで帰るとき貰った

     これからのとき
      大切な方を亡くしたあなたへ

と言う小冊子をやっと読める時が来て、一気に読んでみました。

まず最初のページ

    発刊にあたって

と言う、公益財団法人、日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団理事長さんの文章

 ホスピスの家族会で、ご主人を看取られたあるご婦人が私に次のように話して下さいました。

 「主人を看取ってからはほんとに寂しくなり、しばらくは何をするにもおっくうで、気分も沈み、うつ状態に陥りました。でも、私慌てませんでした。

こんな心境になるのは当たり前と思えたからです。主人がまだ元気な頃、書店でみつけた悲嘆のプロセスに関する本を読んでいたからです。

主人の死後、つらくなってもう一度その本を読んでみました。

本の中身はすべて私のことが書いてあるという印象でした。誰もがたどるプロセスで特に異常なことではないとわかった時、とにかく安心しました。

時間だけが解決するのではないけれど、時間が経つにつれて、少しづつ落ち着くと言う事がわかった時、心に余裕が生まれました。

 家族との別れはつらく悲しいことです。しかし、それは例外なく誰にでも訪れることです。このパンフレットが悲しみの中にある方々の何らかの支えになるように心から願っています。

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