里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

母の一周忌 2

2007年06月02日 | 日々のつぶやき
お寺でのお経とお墓参りを済ませ、再び実家に戻り、一息つき、ホテルでの食事会まで未だ時間がありすぎたので、みんなで実家に置いたままの母や私たちの古いアルバムを見ていた。

私の若い時の写真を見て、思わずじっと自分の顔や姿に見入ってしまった。私と言うよりは、それは今の私の娘がそこにいると感じたからです。3月に小学校を卒業して初めての同窓会があった時にも、幹事さんが小学校時代の写真を大きく引き伸ばして、皆に見せて下さった時も自分が自分ではなく、やはりそこには娘がいた。

妹が食事をする所は「○○ホテルを予約した。丁度一週間前に新しくオープンしたホテルや」と言って新聞に入ったそのホテルの広告を皆にチラッと見せた。そして49日法要の時に食事をしたホテルを皆は希望していたのだが、妹は「そこは今回予約がいっぱいで取れなかったので」と言った。(またまたウソを言っている)
そのホテルは地元の人からも高くて料理はまずいと言われているので、まぁ予約でいっぱいになる事は考えられない。事実帰る時、通り道にあるのでそのホテルを見てみたが、閑散としていた。場所的に皆が行きやすい所にあるから私たちはそのホテルを希望しただけだが、やはり妹は少しでも安くと新しいホテルを予約したのだと思う。

ホテルだと聞いたから皆は、時間もあった事だし、ホテルに黒服の集団が行けば、一般のお客さんが、あまりいい感じを受けられないだろうと思い、着替えて行く事にした。妹夫婦だけは近いせいか着替えを持って来ていなかった。妹が「妹の主人に着替えに帰ろうか」と言ってはいたが、結局妹夫婦だけは黒服のままホテルに行った。

妹から「ホテルは国道に面しているけど、正面から入ろうとすると信号のないところで右折で入らねばならないので、一つ手前の信号で右折して、次の辻を左折すればホテルの裏から駐車場に入ることが出来る」と説明を聞いて行った。

ホテルに行って見ると何だか雰囲気が”ウン?”と思った。普通ホテルと言えば、1階に喫茶やレストランがあるのにそれが無い、従業員に案内されて3階へ行くと、廊下は迷路のように各部屋と言うか、広間と言うか、会場と言うらしきのがみな壁で仕切られていて、どの部屋もお互いに見えたり聞こえたりしないようになっているらしい。異様な雰囲気だった。

食事会も終わり、帰り道で考えて見たら、あのホテルは名前は確かに○○ホテルとなっていたが、あれは法宴会館だったのではないか、ホテルの裏から駐車場に出入り出来るようになっているのは霊柩車のための出入り口ではないのかなどと思った。それだったら服は着替えずに黒の服のまま行かなければ、このホテルの従業員の方に失礼だったと思う。妹の説明不足に恥をかかされたと腹立たしくなって来た。

母の一周忌と父の50回忌を一緒にした事も、ホテルをだまされた事も腹立たしさと不満がよりいっそう強くなった。(ほんまにもぅ~)家に帰りついたら遠路の疲れがどっと来た。


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