里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

キツネに化かされたような話 その3

2009年06月13日 | 日々のつぶやき
お巡りさんが、現場に来られてからは、

相手:「左折優先でしょう」をしつこいほど繰り返し言っていました。

相手:私に「保険は自賠責だけですか? 任意の保険も入っていますか?」

また、相手:「車の所有者と、運転者は同じですか? 別ですか?」

やや背が低め、色黒、ぽっちゃりタイプ、メガネをかけ、30代くらいと思えるが、オタク族のように見える暗いタイプで、若さや明るさや活発性は全く見受けられない。

この相手は、事故慣れしているなと思いました。

よくこれだけの質問が、すらすら出てくるなと感心しました。

私は、相手が聞いたような質問はなにも思いつきませんでした。

お巡りさん:「もう帰ってもらっていいですよ」と言われました。

帰ろうと自分の車に乗りました。

もう一度相手の顔を確かめてから帰ろうと、私より後ろに止めていた相手の車が、私より先に発進して、私を通り越してから、私も出発しようと、相手が先に出るのを待っていました。

ところが、待ってもなかなか動く気配がありません。

私の止まっている少し前の歩道にお巡りさんは、バイクを止めておられましたが、お巡りさんも、後ろを振り返って、2台の車がなかなか動かないのを、どうしたのだろうと言う感じで見ておられた。

すると、私より後ろに止まっていた相手は、急に、車から飛び出して来て、お巡りさんを呼び止めるような感じで、両手を挙げ、「あ~あ~あ~」と奇声を上げながら、べたっ、ばたぁっと、スキップしたような独特の足音を立てて走って来られた。

正直言って、何とも言えない滑稽な格好でお巡りさんを呼びに走った相手をみて、あれっ、この人は、少し、○○○が、????人?」と思いました。

でも、車の免許も持っていることだし、私なんかが思いつかないような事をスラスラと質問もするし、○○○が、????と言う事はないだろうとも思いました。

お巡りさんと、相手は、相手の車のところへ行き、相手は車に乗り、お巡りさんは、しばらくその車を見ておられました。

やがて、お巡りさんは、バイクのところへ戻って来られましたので

私:「まだ何か用事が残っていましたか?」

お巡りさん:「あちらの車のバッテリーがあがったんです。もう帰ってもらっていいですよ」

やはり、相手の車は、最初に見た時、古い車のように見えましたが、やはりそのようだな、あるいは、整備不良なんだろうと思いました。

相手が動かない原因が解りましたので、私は、もうほっといて先に帰りました。

(何日後かにつづく)

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