月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

ほんの1カ月ですが、旅立ったNのこと。イギリス留学渡航の日の朝。

2014-02-10 22:12:21 | 春夏秋冬の風

昨日は、一昨日の雪とは、うってかわって暖かいぽかぽか陽気だった。

そして、娘のNがイギリスのイースト・アングリア大学(ノリッジ)での語学留学のため、
旅立っていきました。





関西国際空港から、アムステルダム経由でノリッジまで。約13時間の渡航。
飛行機は、オランダ航空。白と水色が鮮やかな、さわやかなカラーの飛行機。





本当はこのところずっと取材やら打ち合わせやらが続いていて、
原稿提出までの時間が迫ってばかり。なのでママは玄関で
「いってらっしゃーいね!」「パパが張り切っておくってくれるよ」と
念押ししていたのですが、
朝。目覚めると心がざわざわ。目がパッチリ。
オリンピックもなんのその。
結局、夫婦そろって1人娘を空港までおくっていき、
大学の先生への御挨拶まで済ませて、



展望ロビーに車で異動。





2時間半も待って。
結局、Nが乗り込んだ飛行機のお腹をほーっと確認して、
あ~、いっちゃったよ…と、関空から車で帰ってきたということなのでした。











それからの気分は。小春日和を感じながら
光がキラキラしているのに、
めちゃくちゃ、ぼけーとした空気感。
そこで、逆瀬川の「高山」という焼肉屋さんで、夫婦で肉をたっぷり食べて、景気づけをしてから帰宅となりました。

ここはまた、おいしい店コーナーで紹介しますが、
伊賀牛が1700円で食べられるランチが好評の店。

1度、Nと夜に焼肉を食べにいってからの2回目の来店。

伊賀牛。神戸牛とはまたひと味違って、
肉質がしっかりしてジューシー。自然な甘さがたまんない。




売布の「ぷるこぎ」より、もしかしたら美味しいかも。
以前の夜よりも、なぜかロースの柔らかさというか肉質の味に
おー!となったのでありました。
(私はロース定食。パパはバラ定食)、

ほか、キムチやナムルのお漬け物、わかめスープやサラダ、デザート付きなうえ、



普通によい伊賀牛がで食べられるので、満足(おそらく伊賀牛かと)
また行こうと思います。
国産のブランド肉はうまいです。


さて、今日は一日静かだった。1人だとどうも盛り上がらない。
Nとボケあうことも、はしゃぎすぎて踊ったり、笑い合うこともないので、
一人で黙々と仕事していました。


これから淋しくなるのか、お気楽になるのか、サッパリ見当つかない。
けれど、本人はといえば、のびのびとした笑顔、愉しそうでした。良かった!

1月中旬頃には、私へのサービスのためか、赤ちゃんのように
すりよってきたり、「ママー」」「ママー」が続いていたので(あの年で赤ちゃん返りか!)
(お風呂も5日連続で一緒に入って…。)

前日にはホストマザーにつくるからと、
肉じゃがや温野菜、などのお料理もふるまってくれて、
性格のとても、とてもよい子なのであります。

昨日は、オランダ航空のフライト状況を仕事中に5回目くらいチェック。
(あー、そろそろアムステルダムね、とか)。
そして、深夜の2時40分頃「無事ノリッジ着陸」という
テロップをみてから安心してベッドに入ったのです。
いやー、大丈夫と思ってもやはり心配で。

しかし、わが娘とはいえ、いいなー。
ロンドンから1時間半。治安最高のノリッジだなんて。
さぞ、英国のアフタヌーンティーはおいしいことでしょう。
月曜日は朝9時から授業~5時半までビッシリ。土曜日は観光がスケジュールのなかに。
最終日は2日間、ロンドンの古城や博物館を訪ね歩くとか。

そして、ホームスティ先のマザー(一人暮らし)は大きなお庭がご自慢。
「マーガレットハウエルさんの家」
などの本を書棚からだし、なるほど、と思いを馳せております。疑似体験です。

それより、私もNに負けないくらいのびのびと羽を伸ばして、
いい時間にしなくっちゃ!
そしてちょっと本気で稼がなくっちゃねー。