虹のくうき ~ヒーリングミトン~

カラダとココロが喜ぶこと大好き♪

アロマ・アーユルヴェーダ・お料理をご提案いたします。

饅頭こわい

2010-03-04 | おいしいもの
昔の写真を見ていたら、お饅頭の写真がでてきた。
しみじみ、ながめちゃうなぁ。。。

今から5年前の3月、本当に大変だった・・・・・



ある町の観光課の友人が家に来たときのこと。

「3月までに、県に申請を出さないとお金が下りない」

「何の申請?」

聞いてしまったのが、コトの始まり。

「町の特産品を作らないと、県から予算が下りないんだよ」

「町の特産品って、何だろうね~。牛?」

「でも、牛じゃあダメか。米が余っているから、それを生かしたら?」

「私、子供が小麦アレルギーだから、米の粉を使って色々作れるよ」



この一言が余計だった・・・。



町の関係者が家に来て書類を交わし、私が町の特産品を作ることになったのだ。

それも期限が1ヶ月以内に作り、書類を提出。

私がお菓子担当で、それ以外にパン屋さん、製麺所さんも加わった。
それぞれ、町の特産物を使った食品を作ることになったのです。

パン屋さんは、リンゴを使い、
私と製麺所さんは、米粉を使うことに。



さて、どんなお菓子を作ろう・・・。



数種類のお菓子を作り、担当者に渡した。
好評だったのが、お饅頭。


作るお菓子をお饅頭にしぼる。
生地・餡をどんな風にするか試行錯誤の日々。

大昔に料理学校でお饅頭を作った以来、作ったことがなかった。



綺麗なお饅頭を作ること自体、大問題。



蒸篭、和菓子の本を取り寄せて試作品作りに没頭・・・。
もうその時は、空いた時間は饅頭作り!

朝から夜まで饅頭の生地で頭を悩ませていたのだ。

町の酒蔵から大吟醸と酒粕を購入。
米粉を使った、酒饅頭を作ることに。

配合が、とにかく大変でした。

やっと形が整ってきたかな・・と言うとき、
温泉で試食会を行うと言われてびっくり。

お菓子・パン・麺とローテーションを組むからヨロシク。
300個、作ってくれ・・と言われたのだ。

パンの日、お菓子の日、麺の日とローテーションを組み、
トータルで3日間、1日100個の饅頭を作ることになったのです。

もう、朝から夜中まで、饅頭を作り続けました!!
職業を変えようと思ったくらいです。


その時のお饅頭の写真です。






餡練りから包装まで1人で作りました。

この饅頭事件以来、3年は饅頭を口にしたくありませんでした。

だってね、参考に各地の饅頭を食べ、試作を食べ、
一生分の饅頭を食べたのでは?!って言うくらい食べたんです。

でもやっと最近、また作ろうかな・・っていう気になってきました。





このお饅頭、自分で言うのもなんだけど、
すっごく美味しい酒まんじゅうです。

子供のように、かわいいです。



最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
美味しいものなら (小太郎)
2010-03-04 20:17:25
何でも怖いです!!
大変な事が有ったんですね♪
返信する
Unknown (Tomtom)
2010-03-05 00:18:03
皮と餡のバランスが絶妙なオーラを放ってますね
町の特産品ということは、現在どこかで販売されているのかしら?
これからの季節、お持たせにいいですね
あ、でもミトンさん作のが食べてみたいなぁ
返信する
書き込み・嬉しいなぁ♪ (ミトン)
2010-03-05 13:22:02
小太郎さん

大変も大変、全精力を使ったので、
その後ダウンしました・・
1ヶ月は体調不良になりましたよ・・・。


Tomtomさん

ふふっ、見た目が可愛いでしょ

販売権は、私と依頼主の町。
町の目的は、特産品の資金だったので作っていないですね・・・。

いつか作ったら、おすそ分けしますね


返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。