問わず語りの...

流れに任せて

時の記念日に寄せて

2024-06-10 08:46:10 | 歳時記

 

のん『タイムマシンにおねがい』

 

赤いテレキャスをかき鳴らすのんちゃん、めっちゃカッコイイわあ。

 

 

この方にはロックが良く似合う。

 

 

本日6月10日は「時の記念日」ということで、時間に関わる曲ということでこの曲を選んでみました。

 

 

タイムマシンというと皆さんが思い浮かべるのはやはり、ドラえもんでしょうか?あれもインパクトは強烈ですが、

 

 

タイムマシンというものを最初に世に出したのは

 

 

19世紀のイギリスの作家、H.G.ウェルズです。

 

 

ウェルズ氏の書いた作品は「タイムマシン」の他に、「宇宙戦争」、「月世界最初の人間」、「モロー博士の島」等々で、その作品群からわかるように、SF作家の元祖的な人物だといって良いです。

 

 

小説版「タイムマシン」も良いのですが、私としてはこのH.G.ウェルズを主人公としたSF映画

 

 

『タイム・アフター・タイム』(1979)をおススメしたい。

 

 

作家であり発明家でもあるH.G.ウェルズ(マルコム・マクダウエル)は、自らの手で本物のタイムマシンを完成させるのですが、このタイムマシンを19世紀のロンドンを震撼させた殺人鬼「切り裂きジャック(デヴィッド・ワーナー)」が奪って、20世紀後半のアメリカへ逃亡してしまう。

 

ウェルズは切り裂きジャックを追って、自身もタイムマシンに乗って20世紀のアメリカへやってくる、という話。

 

 

ウェルズという方は大変な理想主義者だったようで、世界中から争いを無くすことを夢見ていたそうです。

 

 

国際連盟の設立に尽力し、日本国憲法9条制定にも関わっていたとかいないとか。

 

しかし国際社会は、ウェルズ氏の理想通りには進んできませんでしたね。

 

 

この映画では、犯罪の蔓延するアメリカの大都会で、切り裂きジャックは水を得た魚のように生き生きしているのですが、ウェルズ氏は相変わらず争いばかりの人類社会の有りようにすっかり落ち込んでしまうんです。さもありなんですね。

 

 

それでも、切り裂きジャックをそのままにはしておけない。ウェルズ氏と切り裂きジャックとの戦いが始まる。

 

 

マルコム・マクダウエルとデヴィッド・ワーナーという「曲者」役者二人の対決が見ものです。

 

 

 

 

 

映画『タイム・アフター・タイム』(1979)オリジナル予告編

 

 

 

 

最近思うんですよね、タイムマシンなんか無くたって、未来も過去も変えられるって。

 

 

「今」の自分次第で。

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馬が落とし、人が拾う

2024-06-01 17:40:50 | 歳時記

 

 

 

チャグチャグ馬コは、岩手県盛岡市や花巻市、岩手県中央部で行われるお祭りです。

 

綺麗に着飾った馬コたちが、神社までの道を練り歩く。日頃農業や森林伐採などに使役される馬たちに感謝し慰労するためのお祭り。馬コを家族のように大事にしてきた岩手の人たちならではのお祭りといえるでしょう。

 

 

衣装が重そうで馬が可哀そう、などという声もチラホラ聞こえてきますが、森林で伐採された木々を運んだりするのも彼ら馬コの仕事であり、そんなことに比べたらあの程度の衣装など、軽いものです。

 

 

南部馬はサラブレッドなどに比べて丈は低いが、がっしりとした体格をしており、力仕事に向いているとも言え、まあだから、心配するには及ばないということ。

 

 

200年に亘って行われてきた祭りだし、馬が好きだから、大事だからこそ行われている祭りであって、決して人間本意というわけではない、馬のことはちゃんと考えている、と

 

 

私は思いますけどね。

 

 

馬の”落とし物”を人が拾う。優しい、良い風景ではないですか。

 

 

 

チャグチャグ馬コ。今年は確か6月8日(土)開催予定だったかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩手民謡『チャグチャグ馬コ』

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RAINBOW [Difficult To Cure]

2023-12-31 09:21:12 | 歳時記

 

 

 

 

年末恒例、ヴェートーベンの「第九」、ロック・ヴァージョン。ご堪能あれ。

 

 

 

今年1年、お世話になりました。今年もあっという間に終わってしまいました。年々加速度がついて速くなっていますね。たぶん明後日くらいには2024年も終わっていると思いますよ(笑)。

 

 

今年1年、私はなにが出来たかな?なんにもしてないような気もするし、でもなにかが変わったような気もするし。

 

 

 

最近ね、自分の周囲の空気感とか風景とか、なにか微妙に、今までと違う感じがするときがあるんです。

 

 

単なる気のせいなのか、なんなのかよくわかりませんが、きっと何かが変化しているのでしょう。

 

 

まっ、そんな感じで、全然まとまりがつきませんが(笑)。今年1年、ありがとうございました。

 

 

来年もよろしく!

 

 

 

 

 

 

 

 

のんちゃんから、ももいろ歌合戦へのコメント。

 

 

『あまちゃん』でアイドルを演じるとなったとき、参考にしたのがももクロの百田夏菜子だったそうな。

 

 

ももクロとのんちゃんは10年ぶりの邂逅となります。はたしてどのような「化学反応」が起きますことやら。

 

 

さあ、「ももいろ歌合戦」。午後4時からABEMAにて、

 

 

はっじまるよ~。

 

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立冬

2023-11-08 05:28:35 | 歳時記

本日は24節気の一つ「立冬」の始まりの日だそうです。

 

 

1年を24の時節に分けたものですから、立冬は今日1日だけではない。今日から11月21日までの15日間が立冬なんだそうです。知ってました?

 

 

ちなみに11月22日からは「小雪」となるのだそうな。へ~え。

 

 

世の中まだまだ知らないことばかり。

 

 

一生勉強だね。それもまた、楽し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ももクロ時代の有安さんは、高音部担当みたいになってましたね。

 

本当は有安さんよりれにちゃんの方がキーが高く、綺麗な高音が出せるのですが、有安さんは歌が上手かったし、あの独特なハスキー・ヴォイスで張り上げる感じで歌う高音が、綺麗な高音よりも心を掴まれる、ということだったのかな。

 

 

今の有安さんは、ももクロ時代よりも低いキーで歌ってる。それが有安さんのベストのキーなのでしょう。実際私は、今の歌い方の方が「本当」の有安さんを感じて

 

 

好きだな。

 

 

でもそれはそれとして、この『白い風』。冬になると聴きたくなる曲だし、この曲で聴くことができる有安さんの歌声

 

大好きです。

 

 

 

今日は有安さんのライヴ公演が、仙台で開催される日。

 

 

 

行ってきます♪

 

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秋のお彼岸

2023-09-22 04:55:22 | 歳時記

暑さ寒さも彼岸まで、なんてことをよく言いますね。ここへきて、私の住んでいる辺りはようやく秋めいてきた感じがします。

 

 

皆さまのところはいかがでしょうか。

 

 

 

お彼岸というのは日本独自の風習で、元々の仏教にはないものです。

 

 

抑々先祖供養という観念が仏教にはなかった。お盆にしろお彼岸にしろ、遥かなる往古より日本にあったと思われる祖霊信仰を、仏教にうまく取り入れて祖霊信仰が廃れないように仕組んだもの、なんですね。

 

よほど賢い人がいたんですねえ。

 

 

お墓というのは縄文遺跡などからも出土しているし、しかも人間だけじゃなく、犬を埋葬した跡も出てきているとか。

 

亡くなった方を土に埋める風習は遥か昔からるわけですが、しかし一方では

 

 

例えば平安時代の京の都では、三条河原あたりに遺体を遺棄する習慣があったといい、必ずしも土に埋めるわけではなかったらしい。

 

川というのは「異界」との境界線。だから河原に遺棄することで、亡くなった方々が境界線を越えてあの世へ行けるようにする、とでも考えたのかな。

 

 

どことは言いませんが、ある山深い山村では、遺体を山に遺棄する風習があったらしい。いわゆる「風葬」あるいは「鳥葬」というものです。

 

 

山は神が住まう神聖な場所であり、人が亡くなると行く場所でもあると考えられていましたから、遺体を山に遺棄するというのは、先祖のおられる場所に届けるという意味で、これはこれで先祖供養なわけですよ。

 

 

日本中どこへいっても先祖供養、祖霊信仰の風習は必ずある。ただその「かたち」が、時代や地域によって異なっていた。

 

 

けれども、祖霊信仰そのものが、廃れたことはなかった。

 

 

日本人にとって、先祖供養、祖霊信仰はなくしてはならない大事なものだった。

 

 

だから、今でも廃れることなく続いている。

 

 

秋のお彼岸。現代までも続いている、日本人にとってとても大事な風習。先祖供養。

 

かたちはどうあれ、先祖を思う気持ちが大事。

 

 

先祖へのご供養、しましょうね。

 

 

できればお墓参り、

 

 

してあげてね。

 

 

 

 

小田和正『秋の気配』

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