蓮田兵衛という人物は、歴史上実在していたらしいけれど、ほとんど資料が残っていない。「史実に基づく」と言ったって、ほぼ創作だといっていい。
室町時代という、あまりなじみのない時代設定ということも相まって、かなり自由に作られた映画だと言える。
私は当初、主役が大泉洋さんだと聞いて、今一つ乗れなかった。この方の殺陣がどれほどのものか、どうにも信用できなかった。
しかし、私の信用する時代劇評論家、春日太一氏が激推ししているということもあって、騙されると思って(笑)観てみようかな、と思っています。
時代劇は現代という時代を映す鏡。予告編を観てもおわかりのとおり、現代社会を風刺していると思われるようなストーリーになっているようです。
その点も大事な点ですけれど、私が注目しているのは他にある。
春日太一氏によれば、アクションが凄いとか。現代的なアクションと伝統的な殺陣が見事に融合された、斬新で迫力あるアクションとなっているらしい。私が観たかったアクションを観せてくれるかも。
さらにはマカロニ・ウエスタンや初期のジャッキー・チェン映画、黒澤時代劇へのオマージュが満載らしい。とくにマカロニ・ウエスタンというところが嬉しい。
黒澤時代劇がマカロニ・ウエスタンを生み、そのマカロニ・ウエスタンが新たな時代劇を生む。この連環。
楽しいねえ。
さて、ホントに面白い時代劇になっているのかどうか、こいつは確かめなければなるまいよ。
のんちゃんの最新作、まだ観てない😢でも私の地元の映画館で上映されることが決まっているようなので、こちらはなんとかなるでしょう。
「午前10時の映画祭」で『海底軍艦』を観なきゃならないし、クドカン脚本、菅田将暉主演の映画『サンセット・サンライズ』もあるし、結構立て込んでますが
これもまた
楽し。
蓮田兵衛(大泉洋)
才蔵(長尾謙杜)
骨皮道賢(堤真一)