このところ自民党内で参院議員の存在感が強まっているという。
法案を閣議決定し、国会提出を予定していたが、参院自民から「丁寧な議論、丁寧な調整が不可欠」(松山政司参院幹事長)と言われて国会提出は先送りになった(朝日新聞2025-3-19夕刊、asahi.com 2025-3-16)。
これまで数々の問題法案が形ばかりの審議を経て自公の多数で強行採決されるのを見てきて、何度このような展開を願ったことだ . . . 本文を読む
何気なくnhkのネットニュースを見ていたら、新宿警察署の代表番号から特殊詐欺の電話がかかってくる事例があり、1週間で600件超もの相談が寄せられたと知った。今回どのような手口で電話番号を偽装したのかはわかっていないが、技術的にはそのようなことは可能だということだった(ニュースではその点にたどりつくまでが長すぎ!)。
検索エンジンで調べてみると、本来とは異なる発信者電話番号を表示させる技術を「発信者 . . . 本文を読む
「財務省解体」を主張するデモが続けられていると聞いて驚いた(朝日新聞2025-3-15)。そんなタイトルの本を新聞広告で見たような気はするが、まさか月に数回のペースで継続的にデモが行われるほどとは思わなかった。しかも、財務省の玄関から出てくる人に対して「税金泥棒」などと罵声を浴びせるというから尋常ではない。
何が問題なのか。呼びかけ人の一人は「生活苦の元凶が緊縮財政を主導する財務省だ」との考えらし . . . 本文を読む
米トランプ政権のレビット報道官が日本がコメに700%の関税をかけていることを批判したことに対し、江藤農水相は「日米貿易協定で結んだ合意がしっかりある」、「(当時の米政権が)トランプさんだったことは大変重い」と反論した(朝日新聞2025-3-15)。ディールの好きなトランプ大統領は敵も味方もなく一方的に脅しとともに要求を突き付けてくるが、除外扱いを「お願いする」などではなく(過去ブログ)、事実に基づ . . . 本文を読む
先ごろ予算案が衆院を通過した。日本維新の会の要求した高校無償化の所得制限撤廃のために1100億円、国民民主党が要求した所得税非課税枠の引き上げ幅拡大で6200億円の歳出増だという(朝日社説2025-3-5)。少数与党となって野党の主張にも耳を傾けなければならなくなったのはよかったのだが、肝心の野党が選挙目当てのスタンドプレーに走って財源の裏付けのないばらまきを要求し続けるというのは想定外だった。国 . . . 本文を読む