日本海の大和堆は日本の排他的経済水域(EEZ)内の好漁場だ。だがこのところ中国漁船の違法操業が急増している。ところが水産庁は、9月末から一部海域への日本漁船の入域を自粛するよう要請しているという(朝日新聞2020-10-21)。安全が確保できない、ということだが、違法な中国漁船を野放しにして日本漁船を締め出すというのはあまりにおかしくないか。(上記リンク先の写真にあるように水産庁の漁業取締船が中国 . . . 本文を読む
たまには笑える話を(朝日新聞2020-10-20)。
菅首相は安倍首相の下で官房長官として、記録の隠蔽や改竄を問いただす記者らの声に木で鼻をくくったような回答を続けていた。2017年のとある記者会見でのこと。加計学園問題に関する議事録公開に関し、記者がある本からの引用を読み上げた。
「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」 . . . 本文を読む
横浜市で、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を住民投票にかけるべきだとする署名運動が法律上必要な6万2541筆を上回った。これをもとに住民投票条例制定が請求されれば、地方自治体法により、市長は自分の意見を付けた条例案を市議会に提出する義務がある。市議会では国政でカジノ推進を決めた自民党・公明党が多数を占めるが、いずれも支持者には慎重派も多く、議員は必ずしもIRへの賛否をはっきりさせていないと . . . 本文を読む
トランプ大統領は米軍駐留経費負担の大幅な増額を求めているが、実務担当者による事前協議が始まった(朝日新聞2020-10-16)。日本側は「正式な交渉という位置づけではない」としているが、ずるずるとアメリカ側のペースにのまれて行かないか、心配だ。安倍政権は自動車関連関税の撤廃の約束を勝ち取ったと国内向けに宣伝しているが、その実が疑われている(過去ブログ)。その安倍内閣の方針を踏襲するという菅内閣であ . . . 本文を読む
(この記事は2020年2月末の記事に追記したものです。なぜか新しい日付になってしまいました。)
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために政府はイベント自粛要請から始まって小中学校の突然の休校要請などを打ち出して混乱が広まっているが、そもそも新型コロナウイルスはどうやって感染するのか。早くから「飛沫感染」と報道されていたわりには感染力が強いように思う。
専門家会議は新型コロナの感染について、2月24 . . . 本文を読む
ひところのマスク不足はすっかり解消した。街ではおしゃれなデザインの布マスクをした人もみかけるようになった。だがそうした布製マスクの効果はどうなのだろう。不織布マスクは通気性と微粒子カットの絶妙なバランスを考えて作られているそうで、それほどのものを布で代替するのは難しいと思えるのだが。
WHOがマスク推奨に方針転換したとき、布マスクでもいいが異なる素材で3層以上の構造とするという基準を出した(asa . . . 本文を読む
NHKの朝ドラ「エール」(10月2日放送)のせりふが菅首相へのあてこすりではないかと思えてドキッとした。
「みんなが同じ考えでなくてはならないのかな。そうじゃない人はいらないっていう世の中は、私はいや。」
舞台は第二次大戦中。主人公の妻が、戦争の役に立たない音楽などいらない、非国民だと言われたあとに漏らした言葉だ。念のために言っておくが、べつに脚本家が菅首相を批判するつもりで書いたせりふではない。 . . . 本文を読む
安倍政権は2017年に選挙目的で突如幼保無償化を打ち出した。待機児童解消もめどが立たないのにそんなことをしたら、潜在需要が掘り起こされて待機児童問題が悪化するとの批判は顧みられなかった(「待機児童」カテゴリーの記事一覧)。政府は2020年度末までの待機児童解消を目標にしていたが、無償化決定後の2019年春時点でも目標達成は可能としていた(過去ブログ)。
期限まで1年あまりとなったところで新型コロナ . . . 本文を読む