使用済み核燃料からプルトニウムやウランを取り出して再処理してまた燃料として使う核燃料サイクルは破綻が明らかになっている。プルトニウムを利用するはずだった高速炉が「もんじゅ」廃炉で頓挫するなどして、仮に再処理工場ができたとしてもプルトニウムを使い切る当てはなくなっている。だが破綻が100%明らかだとしても、中止すればいいというわけではないという政治的な事情があるのだそうだ(朝日新聞2021-10-1 . . . 本文を読む
なぜ自民党が毎回選挙で勝つのか、常々疑問に思っていた(過去ブログ)。
一つの理由は、自民党が次々に社会主義的な政策を打ち出すようになって野党のお株を奪ってしまったことがある。昔だったら、「軍備拡張」とか「大企業のための公共事業」をやりたいから弱者に回す金はない、となった。ところがいつのころからか、「軍備拡張・大企業優遇も弱者救済もやる、財源はないが赤字国債でよい」ということが定着してしまった。限り . . . 本文を読む
総選挙の日程が決まり、与党も野党もさまざまな政策を打ち出しているが、いずれも有権者の歓心を買うためのばらまきが多く、財源の議論がされていないことが気になる。そんなことは多くの人がすでに指摘していることなのだが、そういう候補を選ぶ有権者の態度が変わらないことには変えようがないということを先日も書いた。だが、先進国最悪の財政事情という点をおくとしても、ばらまきが日本経済のためにならないという二つの理由 . . . 本文を読む