江戸時代初期 上皇となった後水尾天皇が最も比叡山の眺望の優れた地を求めてこの地に山荘を設けられた、その後
修学院離宮の造営に伴い近衛家に譲渡され後、寺に改め皇室の祈願所となった。
京都市は円通寺庭園など借景を保護する為の眺望条例を制定し同地区では高さだけでなく、屋根の形式なども
制限されている。
借景をとり入れた見事な庭園であり、杉木立の向こうに見える比叡山は、京都市内からはこんなに綺麗な山にはみえません。
庭から比叡山まで続く奥行は緑一色です。以前は撮影禁止でしたが今では庭のみですが撮影が出来るようになりました。
円通寺は京都北部からさらに北上した所にあり交通の便が悪く一般の観光客はほとんど訪れない所ですが、15台ほど停める
駐車場があり、京都へ来たら必ず訪れたいところです、いや円通寺に行きたいから京都に行きます、そんなお寺です。