兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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念入りな紫外線対策がシミ・しわを防ぐ

2021年04月16日 | レーザー治療 脱毛 シミ

日中は外で過ごしやすくなってきました。

子供たちも幼稚園や小学校からほっぺたを真っ赤にして帰宅することが増えました。

 

外遊びが多くて、どうやら日焼けをしたりほっぺたが乾燥をしたりしているようです。

朝の保湿クリームをUVカットクリームに変えました。365日日焼け止めを塗った方が良いと思いますが、子供たちは真冬は保湿力の高いクリームにしていて、紫外線予防は帽子でしています。

 

何度もお話書いていますが、肌老化の約8割は紫外線による光老化です。紫外線を浴びていなくても、年齢とともに生理的な老化は起こりますが、日に当たりやすい手の甲や顔には光老化が加わります。

同じ人でも露出しにくい太ももやお腹の肌と比べてみてください。その違いは明らかです。

紫外線にはA波(UVA)とB波(UVB)があります。A波はB波よりも弱いものの波長が長く、皮膚の深いところまで届き、肌に弾力を与えるコラーゲンやエラスチンを破壊するため、たるみやしわを引き起こします。

A波より強いB波は表皮に炎症を起こして、細胞を傷つけます。

細胞内にあるDNAは自己修復機能がありますが、繰り返しのダメージで修復できなかった場合に癌化する場合もあります。DNAを守るために紫外線を浴びるとメラニン色素が作られ、それが肌を黒くしてやがてシミになっていきます。

 

特にA波は天候や季節に関係なく、地表に届くといわれています。曇りや雨の日でも紫外線対策は必要です。

B波は7月がピークですが、今の4月末ごろから徐々に増えて5月ごろから急増します。過ごしやすい季節ではありますが、夏と同等の紫外線対策をしてください。

 

レーザーフェイシャルにいらしている方は、紫外線を気にして過ごしている方が多いように思います。

しかし、やはり真夏を超えるとうっすらとシミが濃くなってきたり、新たなシミが増えてきたり。

日焼け止めですが、顔の各部位の全体に少しずつ乗せて広げることが大切です。しかし、今できているシミやほほなどの日に当たりやすいところ、鼻筋などは重ねて塗ることをお勧めします。また、私は瞼の上や目の周りのCゾーンといわれる部分から塗り始めるようにしています。(イラストにCゾーン描いてみました)

瞼の上はどうしてもレーザー治療ができないので、そこはシミができないように死守したいと考えています。

日焼け止めはPA・SPFが高ければ安心ではなく、段階よりも2-3時間ごとに塗りなおすことの方が大切です。

 

日焼け止めクリーム・日傘や帽子、サングラス あらゆるものを使用して、ぜひシミ・しわ対策を抜かりなく頑張っていきましょう。

どうしても日焼けしてしまったときは十分に冷やしてください。

普段から抗酸化作用のあるビタミンA/C/Eを含んだ新鮮な野菜やくだものを摂取することも効果的です。

 

参考になればうれしいです。

 

 


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