兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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旅行の時のインスリン管理 ~飛行機に乗るとき

2022年07月31日 | 病気

夏場のインスリン管理に関して記載しました。

そういえば!と思って、旅行で飛行機を利用する際のインスリン管理に関して今日は少し書いてみたいと思います。

 

今年の夏は皆さん いかがでしょうか。旅行に出かけられたりするのでしょうか。

夏の初めはコロナも落ち着いていたようですので、旅行計画を立てた方もいるのかもしれませんね。

行く、いかないにかかわらず、よろしければ参考にしてください。

 

 

旅行といっても新幹線や自家用車、電車などでお出かけの場合は インスリンが入った大切なカバンをエアコンの吹き出し口に置かない、直射日光の当たる高温の場所に置かない、などといった注意でスムーズにいけるのかな と思います。

飲み薬に関しても万が一のことを考えて数日分多めに持参するとよいと思います。

 

飛行機に乗っての旅行の場合は事前に航空会社に糖尿病であることや注射器の持ち込みに関して連絡をしておくとスムースなようです。海外旅行の場合は事前に用意した英文の診断書などの提示を求められることもあります。

直前で慌てないように事前に確認し、主治医に相談されることをお勧めします。

当日記載ができる場合もありますが、混雑具合によっては当院では翌日以降のお渡しになる場合があります。

ここ数年は記載してほしいと依頼がないですが(コロナの影響ですね)、以前は年に数名記載させていただいていました。

 

いざ、飛行機に乗るという場合はインスリンやGLP1受動態作動薬の注射は手荷物として機内に持ち込みをします。預け荷物にすると凍結などの恐れがあり、成分が変性したりインスリンキットが割れてしまうなどのトラブルが心配です。

また、海外旅行では荷物が確実に目的地に届かず、渡航先で困る可能性もあります。注射薬や針、アルコール綿、血糖測定に必要な道具などを持ち込む旨をあらかじめ伝え、また機内での低血糖に備えて糖分が摂取できる飴なども一緒にそろえておくと安心です。海外旅行では時差などの関係で食事時間がずれたり、最初は低血糖・高血糖と変動しやすくなりますので、それに対応できるように用意しておくと気持ちが楽だと思います。

 

各航空会社のホームページにも少し案内が記載されているようでした。

事前準備をしっかりすることで楽しい旅行になるとよいですね。

 


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