コロナ感染者、増えています。
どこでうつったのか、よくわからない という方も多い最近。
喉の痛みだけで検査したら陽性という方もいます。万が一、感染しても もう仕方なかった と思うしかない と最近の様子を見ていると思います。誰が悪いとか、どこでとか 考えるだけ 勿体ないです。
今はだれでも感染しうる状況だな と思います。けれど、かかりたくはないので、注意して過ごします。
さて、更年期障害 という言葉 ありますね。
更年期には(軽いものを含めると)約8割の女性が5つ以上の症状を自覚していると言われています。更年期を乗り切るには3つのポイントがあります。
女性の場合、個人差はありますが、50歳前後で閉経を迎えます。この時期を挟んだ10年間(45‐55歳)頃を更年期と呼びます。
この期間、日常生活に支障があるほど、身体に不調を起こす方もいます(更年期障害)。代表的なものとしては、のぼせやほてりといったホットフラッシュ。頭痛や腹痛、肩こり、めまい、発汗、冷え、だるさ、イライラ、不眠、うつ・・・その症状は200‐300種類ともいわれています。
更年期には、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が減少します。女性ホルモンの分泌は脳の視床下部からの指令によって行われますが、この視床下部には自律神経をコントロールする働きもあります。
このため、女性ホルモンの分泌と自律神経は互いが影響しやすい関係にあります。
更年期になって、女性ホルモンのバランスが崩れることによって、自律神経の働きが乱れ、全身に様々な症状が起こると考えられています。
そこで、更年期を乗り切るために・・・
①健康診断
まず行っていただきたいことは健康診断です。更年期障害と似た症状の出る病気もあり、重篤な病気の恐れがあるものもあります。更年期だからと考えるのではなく、何か病気が隠れていないかどうかは一番に検査しておく必要があります。
②かかりつけの婦人科
産婦人科では主に、ホルモン補充療法(HRT)が行われます。ホルモン剤には飲み薬の他に張り薬や塗り薬などの選択があります。その人に会った最適な治療を提案してもらえますので、婦人科で一度相談してみてください。
そのほかに、様々な生薬を組み合わせた漢方薬の処方やそういったもので改善が見られない場合はプラセンタ注射などの治療選択も可能です。
当院では漢方薬処方とプラセンタ注射をいずれも保険診療で対応しています。
③セルフケア
どんな状態でもそうですが・・・適度な運動、規則正しい睡眠、バランスの取れた食事、ストレス対策 これらは自律神経の働きに良い影響を及ぼします。更年期に入ったら、年代的に忙しい時期ではありますが、生活習慣にさらに気を付けるようにしてみましょう。
参考になれば幸いです。