おはようございます。朝晩寒くなってきましたね。
今週から朝の冷え込みが厳しくなり、日中も寒くなるようですね。体調気を付けて過ごしてくださいね。
今日は介護のお話です。
高齢になると足腰や消化器官の衰えにより、特に冬の寒いトイレはつい億劫になってしまったり、水分摂取量が減って・・我慢をしているうちに便秘になってしまうことがあります。お年寄りにとって便秘は若い人以上につらいもの。
「便意があるときを逃さない」ようにしましょう。
自立した生活を送れているうちは自身で排泄のコントロールもでき、トイレもきちんとできますが、多くの高齢者は加齢に伴う身体機能の低下により便秘に悩まされることが多くなります。
お年寄りに限らず、トイレのタイミングは人それぞれです。毎朝必ずという人もいれば、大体1日おき しかも夜になるともよおすという人など様々です。
自分なりの便意をもよおすタイミングを知っておけばよいのですが、高齢者になるとなかなかそうもいきません。
やはり周囲の人が気にかけてあげて「夕方になるよ そろそろトイレに行く?」と『いつもの時間』に促してあげるとよいでしょう。ただし、基本的に最も多くの人が便意をもよおすのは朝食後です。
排便障害の主な原因としては、食事量の減少、咀嚼力・消化吸収機能の低下、繊維質の不足、そして「いきむ・ふんばる」力の低下です。
自然な排泄のためには「便意をもよおしたタイミングを逃さない」こと。
このタイミングを逃すと便意が抑えられてしまい、腸内に便がたまっているのに「出ない・出せない」という便秘の状態になってしまいます。
すると下剤や浣腸などの処置が必要になってきます。ですから要介護の高齢者が便意を伝えてきたら、すぐにトイレやポータブルトイレに誘導することが大切です。
自然な、かつ定期的な排便は、健康な体を作ります。また、毎日便が出ないと心配する人がいますが、2-3日に1回でも定期的に苦痛なく出るのであれば全く心配はありません。
これからの寒くなる時期に便秘の高齢者も増えてきますので、ぜひ注意してみてください。
参考になれば幸いです。