兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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膝やひじ、くるぶしの黒ずみ対策

2022年11月17日 | レーザー治療 脱毛 シミ

10月末に私自身のレーザーフェイシャルをしてもらいました。

もともと薄いシミはやはり、あまり反応がなく、ちょっと濃い新しいほくろ??と思うくらいの小さなシミは反応が良く、だいぶ薄くなりました。

シミの濃さや肌質によって、レーザーの効果は大きく異なる印象です。

しかし、全体の肌の質感はかなり良くて、乾燥が気になりはじめたこの季節でも今の肌の状態に大変満足しています。

顔全体を当てると2週間くらいでこのような状態になるので、個人差はあると思いますが、お肌の調子がよいので気分も上がり、またレーザー当ててもらいたい としばらくしてから感じます。

 

 

さて、先日レーザーに来院された方から 膝や関節の黒ずみにレーザーが効くのか?というご質問を頂きました。

おそらく、効かないと思います。

膝やひじ、正座などによってできたくるぶしの黒ずみは摩擦によって角質が厚くなったその結果を見ています。

主に摩擦が原因ですので、正座生活だったり、膝をつく動作が多かったり、あとはスキニージーンズで締め付けた状態で膝の曲げ伸ばし(たったり座ったり繰り返す)など あるいはかみそりでの剃毛を何度も繰り返していたり。そういった刺激が摩擦となり、角質層が暑くなってきます。

また、お膝は乾燥しやすい部位です。乾燥が積み重なると どんどん角質が厚くなってしまいます。

 

常に刺激がある状況では慢性的に炎症が起こりやすくなり、メラニン色素の沈着がおこったり炎症後の色素沈着のようにメラノファージという炎症反応で作られる色素が沈着しやすくなり、皮膚が分厚くなるとともに黒っぽく色も変わってきてしまいます。

 

 

関節の黒ずみをとるためには・・・

に戻りますが、まずは膝やひじ、くるぶしなどの刺激を避けることが第一です。一生懸命に角質ケアをしていても、同じような正座生活だったり、膝をよくつく生活だったり、ひじをつく癖があったり・・刺激がある限りはなかなか効果が出にくいようです。

そのうえで、保湿です。

身体も化粧水などを使ってあげるとよいのですが、安いものでよいのでスプレー式の化粧水など使いやすいものをぜひ。

その時に関節を伸ばしてあげることも大切です。膝は曲げると膝のしわまで伸びますので、全体にいきわたりやすくなります。

そのうえで、角質を軟らかくするためのクリーム。私はクリニックでおいているウレパールという尿素入りのクリームもありますが、尿素の配合が10%ですので、市販の尿素配合率が高いもの(自身で使ってよかったのはケラチナミンコーワクリーム 尿素20%です)のほうが効果があったと思います。

かかとのカサカサに使用したのですが、尿素の保湿作用で効果が高いです。

その他にも尿素入りのものは売っていると思いますので、探してみて下さい。

 

生活習慣を改善して、お肌のターンオーバーの期間も考えるとかなり 長期戦になると思います。

けれど、ちゃんとケアをすることで確実に良くすることはできると思います。

とにかく、保湿と摩擦を避ける生活です。参考になれば幸いです。

 


 

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