カミサマ、神様、どうしてあなたは。

「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」読了。まぁ、確かに記述されているとおりなのである。学校の教科書は考古学からいきなり、歴史へとすり変える。この本を読んでも、やはり日本くらいいろいろな神様を信仰する自由がある国ってないんだよね。初詣を見ればわかるように。そんな、「やおよろずの神」が許されている日本でというか、自分が住んでいる場所で残念な現象が進んでいる。それは、伝統があり地域的に盛大な祭がある地域に限って、シャッター街化していっていること。祭りになれば、どこから人が集まってきたんだ？というくらい人は集まる。関東近郊に就職せざるをえない若者が、少ない有給休暇をそのために使うとか、偽りの忌引きで実家に帰る理由にするとかであり、死んだ人？がいなくなってしまったケースもあったりする。
私は国粋主義者ではない。こんなに神様、地域を大事にしている若者を流出させつづけることがどうなのか？訳がわからんハコモノに時間と金を費やし、限界集落対策もせず、国からの借金でブロードバンド通信設備を設置したりする地方行政の考え、方向性がわからない。同じ借金するんであれば、若者が定住できるような切り口でカネを使っていただきたい。少子高齢化とか騒ぐことは簡単。良く周りを見渡せばこんなにいいケースがあるんだけれどな。やはり、体質なのか、足元が暗すぎて見えないものなのか。費用がかかるのであれば効果を考えなければいけないのが普通の企業。まだ、一部利権絡みで動かなければいけない慣例でもあるのか。余りにも安易で、ノせる企業よりノせらされる自治体は住民一人ひとりが借金の重さを考えるべき。本当に今必要なのですか？ずっと必要なのですか？それを誰が負担していかなければいけないのですか？費用対効果は必要。