「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

在宅勤務の日々がひとまず完了しました

2020-06-01 18:37:08 | お知らせ


コロナによる緊急事態宣言がひとまず解除されました。我が家でも、4月中旬から子供たちの学童と保育所への登所、登園を自粛し、子供と一緒の生活を過ごしてきましたが一旦完了し、今日から子供たちは学童と保育所へ通いだしました。

PCを自宅に持ち帰り、オンラインミーティング用のwebカメラもそろえて在宅作業ができる準備はしましたが、子供と一緒の生活だとなかなか作業はできず、主夫的な生活をしていました。設計中、工事着工前のお客様には作業進捗がゆっくりになることを快くご理解いただいたので、作業と子育ての板挟みにならなかったのは大変ありがたかったです。


電車の線路が見える橋から

日課は、毎日朝9時過ぎからの散歩、帰宅後は子供の勉強を見ながら、お昼ご飯の支度、午後は子供の勉強、おやつの準備、庭で一緒に遊ぶ、夕食の支度などをしているとあっという間に一日が過ぎました。


自宅そばの緑地

幸いだったのは自宅が、多摩ニュータウンに位置していて、周辺に公園や緑地がたくさんあり、それらの場所にほとんど車道を渡らずに行くことができることでした。また、小さいながらも庭があったので、板切れを置いてアスレチック的なものをつくったり、板切れとブルーシートを組み合わせて簡易プールにしたりと、楽しみながら過ごせました。妻がポケット図鑑を購入し、雑草の花の名前を多少覚えることもできました。


ブルーシートと木材を組み合わせた簡易プール

近年、職住近接の進行や都市再生などで、都心に人がたくさん住むようになり、自宅周辺や事務所周辺のような郊外のニュータウンの住宅地は人口減少が進んでいて、時代遅れのような扱いになっていました。しかし、このような状況下になり、自宅周辺の緑地や公園のすばらしさに気づかされ、数十年前に当時ニュータウンを構想し設計した技術者達の熱い志を感じました。

私も住宅の設計という仕事を通して、住まい手がその場所の良さを見出して、その恩恵を享受できるような生活を作っていきたいと思いました。また、そのためには、住宅の中と庭や町並みなどの外部との関係づくりがとても大事だと考えています。今設計中の富山の住宅ではお客様との対話でそのことを強く意識するようになりましたし、それを今後の住まいづくりでも拡張していきたいです。

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