「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

住宅改修のアドバイスの視点2

2007-03-22 11:16:24 | 住宅改修

住宅改修のアドバイスを行うときに、

1.先ず身体状況を確認し、出来る事、出来ない事(出来にくい事)の程度等を評価します。

この時に、医療系(リハビリ系)のアドバイザーがいれば、頼もしい事です。私たちの市には、作業療法士、理学療法士のアドバイザーがいるので、利用者には有難い事です。

身体状況で多いのは、

ア)脳梗塞や脳卒中の後遺症で、身体の半身に麻痺が残った  

イ)パーキンソン病(症候群含む)等で、移動に助けや援助を必要とするようになった

ウ)骨粗しょう症などの影響で、膝関節症・腰痛等、移動や立居振舞いに苦痛がある

エ)高齢化による筋力低下

等です。それぞれで、配慮するべき住宅改修の方法に違いがあります。

又、身体動作を確認する時に、例えば、トイレでの動作だけを見るのでなく、そこまでの行き来(特に夜間)が安全に出来るかという事を見る必要があります。生活全体の中でのその行為の位置づけも考慮したい事です。そして、本人だけが使い良ければ良いのではなく、家族にも使い良いかどうかも考えたい事です。


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