再読のための覚え書き
女の学校・ロベール
アンドレ・ジイド(1869-1951)
川口篤訳
《女の学校》
妻エヴリーヌの日記。最初は尊敬して結婚したものの、やがて夫ロベールの欺瞞に満ちた生き方に気付き、日記は、日々の喜びから次第に、冷めた目で見た嫌悪へと変わってゆく。
《ロベール》
一方こちらは、妻エヴリーヌの日記に対する、夫ロベールの反駁(言い訳)の手紙。
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家父長制の価値観に凝り固まったロベールに対し、その矛盾に苦しみながら、精神の自由な生き方に目覚めてゆくエヴリーヌに共感する。
2021.7.読了
女の学校・ロベール
岩波文庫
昭和21年7月30日初版発行
昭和43年11月20日16刷
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