再読のための覚え書き
愉しき放浪児
ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ(1788-1857)
関泰祐訳
父に「のらくら者」と言われ、バイオリンを片手に家を出た青年は、道中、二人の淑女の乗った馬車に拾われ、彼女たちのウィーンの大きな屋敷の園丁になった。
若い方の令嬢に恋した青年は、想いが報われないことを悟ると、ウィーンを離れ、イタリアに行くことを決心する。
青年は、途中で出会った謎の画家たちに、なぜかイタリアの山荘に閉じ込められることに……。
登場人物たちの素性や行動が不可解なまま物語はミステリアスに進行し、最後の最後にすべての疑問が解けるという、推理小説のようなお話。
2022.12.3読了
愉しき放浪児
岩波文庫
昭和27年11月5日初版発行
昭和30年6月30日3刷
旧字新仮名遣い
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