再読のための覚え書き
「霧の道」
井上靖(1907-1991)
《霧の道》
生まれつき目の周りに痣のある美彌子は、物心つく頃から、他人との容姿の違いに負い目を感じていた。
友人宅で知り合った画学生の小宮高介からの愛を勝ち取るも、美彌子はいつまでも自分の負い目に縛られ続ける。
作者井上靖の、人物の繊細な心の動きを丁寧に掬い取る筆の力が凄い。
他4編を収録。
2022.8.7読了
霧の道
角川文庫
昭和32年3月30日初版発行
昭和36年3月20日8刷
旧仮名遣い
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