勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

占ってみたりする?

2009-03-02 | 胸ときめかすお喋り
占いはまあまあ好きだ。
信じるかどうかはその時次第だが。

「その日の運勢」のラッキー度なんかはあまり信じない。
でも「恋愛の相性度」なんかはかなり信じてしまう。
「星座別攻略法」あたりは半々。

無料ならとりあえず、性格診断なんかもやる。
意外と当たるもので、笑ちゃうしかないことも。
(アドバイスは実行しません)

好きな人が出来ると、やっぱり占いの結果にも敏感になる。
彼の性格からすると、メールより直接会って話す方がいいらしい。
それはその通りなんだけど…。

いろんな占いを試していたら、こんなのも。

  あなたが生まれもった魂の本質。
  それは、「情熱」です。
  あなたは、ほがらかに笑っていても、強いパッションを胸に秘めています。
  その情熱は、熱く、強く、自分の信念を曲げることを好みません。
  しかしながら、変化を恐れているわけではなく、自分の信じた道を進むためなら、
  革命さえ起こすことができるでしょう。
  それは、より良い自分を探るための、魂の本質がなせる業なのです。

私ではない。
彼と「情熱」は、脳内であまり結びついていなかったので意外だった。

所詮占いだ。
血液型でこんな人、と決め込むことが危険なように、サラリと流そう。

……本質が情熱。
当たってるかも。
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沈黙の続き

2009-02-27 | 胸ときめかすお喋り
電話を切った後で、私はようやく話すことを思いついた。
彼の声を聞いていると、異常に頭の巡りが悪くなってしまうことが恨めしい。

さて、ここからが悩みと苦しみの1時間の始まりだ。

かなり正当な用件なんだから、こちらから電話をかけ直してもおかしくない。
だけど。
だけど。
だけど。

かけられない理由を山ほど考えた。
家で仕事をすることが多いので、お仕事中かもしれない。
すごく忙しい人なので、邪魔をしては悪いだろう。
大した用件でもないし。

最後は彼と話したいと言う誘惑に負けた。

少し驚いているみたいだった。
ためらいがちな返事。

こちらが用件を伝えると、またすらすらと話し始めた。
声がさっきよりやさしい。
安心して、私もふだんの調子に戻る。

それでも、もう一歩の垣根が越えられない。
この垣根は何なんだろう。
どっちが防波堤を築いているんだろう。

1歩近付いたと思うと、また元のポジションへ。
どうしても越えられない。
今なら傷ついたって、失うものなんかないのに。

あるかもしれない。
彼を思う時間。

安全地帯から足を踏み出し、その先に道がなかったら、私はそれすらも失ってしまう。

そしてふと思いついた。
もしかしたら…彼も怖いのだろうか。

もう若くないから。
もうそんなに簡単に恋なんか生まれないから。
まるで当たり前のように人を好きになっていた頃とは違うから。

この気持ちがどれほど貴重なものか、経験を重ねた分だけ私は知っている。
若くないから臆病になる。

垣根を越えられないのではなく、越えたくないのかもしれない。
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一瞬の沈黙

2009-02-26 | 胸ときめかすお喋り
24日にAmazonからB'zの20周年記念LIVEのDVDが届いた。
当然帰宅直後からずっとDVDを鑑賞していた。
と言うより、一緒に歌いながら、そして定番の振りを踊りながら見ていた。

ちょうどDisk1のラストのコーナーで、蔵出しB'zのTV初出演VTRに抱腹絶倒し、「いつここ」でしんみりしながら、Disk2に移った時。
2曲目のLOVE PHANTOMが終わった時。
電話が鳴った。

彼からだった。
何だか妙に冷静に応答した。
ただ、自分の中で一番可愛く聞こえる、と思っている声は出したが。

彼は一気に用件を済ませてしまおうとしているかのように、事務的な早口で喋っていた。
こっちが返事をする間もないほどだ。
それでも無理に言葉をはさむと、またさらさらと言葉が返ってくる。

何にも話せないうちに、彼は用件を伝え終えた。
返事を待っている。
飲み会のお誘いだ。
嫌なわけはない。

だけど私は、一瞬沈黙した。
答えてしまうと電話が終わってしまう。
個人的な話をしかける隙のない彼に、私ははかない抵抗をしたのだ。

沈黙がどれほどの長さだったか、正確には言えない。
彼も黙って返事を待っている。
仕方なく、参加の意向を伝えた。

では…
じゃ…
また…

微妙な沈黙が流れる。
私は懸命に電話を引き延ばす方法を考えていた。
ダメだ、思いつかない。

彼は礼儀正しい人だから、私から電話を切るのをじっと待っている。
これ以上引き延ばすことは不可能で、私はまた、無意味な言葉を呟いて電話を切った。

もう泣きそうだった。
嬉しいんだかも悲しんだかもわからなかった。
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不安とともに旅をする

2009-02-25 | 胸ときめかすお喋り
恋をすると、たぶんみな不安を感じるようになる。
様々な不安。
そして疑い。

初めはワクワク感だけだった。
やがて不安が芽を出し始める。
それは彼のちょっとした言葉から生まれる。
そして不眠。

不安が育ち過ぎると恋はダメになる。
今度は彼のちょっとした言葉から喜びを感じる。
気持ちがパッと明るくなる。
そして幸せ。

気持ちがすれ違ってしまった時、苛立つ。
どうしてきちんと伝わらなかったのか、考え込んでしまう。
私のいい方が悪かったんだろうか。
そして苦悩。

彼の気持ちを知りたい。
誰もがそう願う。
私の勘違いだったんだろうか。
勝手に思い込んでいただけなんだろうか。
そして恐怖。


不安はいつ去るのだろう。
彼が言葉にして気持ちを伝えてくれた時?
それともより強い絆を結ぶことが出来た時?

不安は去らないのだと思う。
この先ずっと、不安は付きまとうのだと思う。
恋をしている限り、この旅の道連れは不安なのだ。

どこへ行きつこうとも。
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傷ついたら傷つけかえす?

2009-02-19 | 胸ときめかすお喋り
彼のメールは短い。
最初の頃は気を使ったのだろう。
それなりの長さのメールをくれたのに、だんだん短くなる。
返ってくるスピードは速いので、トントンと言うことで。

だけどその短いメールに、時々傷つく。
意味が分からなくて悩む。
受け取り方によっては、全面否定みたいな時さえある。

この前、なんだか悲しくなって、小一時間泣いていた。

昨日は真夜中のメールで痛いことを言われた。
つい、ひどい言葉を返してしまった。

今日、一日悩んだ。
返信がないのは初めてだ。
返信がないのは当たり前だとしても。

謝ろう。

すぐにメールが返ってきた。
忘れたと言ってくれた。

傷つくのは彼の言葉が大事だから。
わざと傷つけたのでないのなら、受け止めなければいけない。
わざと傷つけたのなら、謝らなければいけない。

傷ついて、わざと傷つけかえす私は子供だ。
いい年をした子供だ。

まだ大人になれない。
短いメールで、彼はそのことを私に教えてくれる。
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誰でもギャップに弱い

2009-02-18 | 胸ときめかすお喋り
少女マンガによくあるシチュエーション。
普段は口が悪くて乱暴な男の子が、雨の中で濡れて震えている子犬を抱き上げ温めてやるところを偶然見かける女の子。
当然、見かけと内面のギャップに女の子は射落とされる。

恋愛において、出会いのハードルは低い方が有利だ。
一目惚れって言うのもあるにはあるが、それだけでは恋は育たない。
恋を育てる最良の肥料はギャップだ。

彼はギャップで人間が形成されているのではないかと思うほど、ギャップだらけの人だ。
最初に出会ったのは昨年の5月だけど、その時の印象は・・・。
悪くはないけど、お世辞にも一目惚れするタイプではなかった。

それから幾度か逢うたび、少しずつ彼に惹かれていった。
その都度ギャップにやられ、頭の整理が追い付かないほどだった。

そして今日、彼はそのギャップを最大限に見せつけてくれた。
私だけではなく、その場に居並ぶスーツのおじさんたちにも。
詳しく書けないのが残念なほど、そのままドラマになりそうなシーンだった。

もうKO寸前で、タオルを投げたい。

それなのに私は帰り道で、彼を失望させてしまった。
数秒間フリーズして、がっかりした気持ちを言葉にしないまま伝えてくる彼に、私はどんな対応もとれなかった。

私は自由に生きてきた人間だ。
人の思惑や常識に捕らわれず、自分の意志を押し通してきた。
少なくともそう思っていた。
だけどいつの間にか、こんなにドップリ常識にはまっていた。

私にギャップがあるとしたら、悪い方のそれなのかもしれない。
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正しい恋の進め方

2009-02-15 | 胸ときめかすお喋り
そんなものがあるのなら、世の中バラ色だらけだ。
たとえマニュアル本なるものがあるとしても、役に立たないと思う。
人の数だけ、恋のシチュエーションがあるからだ。

状況。
距離。
環境。
性格。
経験値。

さまざまな変数があり過ぎて、方程式は成り立たない。
成り立つとしても、博士号でも持っていない限り方程式が解けない。


一歩進んだ?
と思った翌日、底なし沼に落ち込むこともある。

この1週間、私はドツボだった。
でも今日は、かなり高い山の頂きまで舞い上がっている気がする。

恋をしたら、ジェットコースターなんかこの世になくてもいいと思うようになる。
自分の心が常にジェットコースターだから。

明日はドツボだろうか。
チョモランマの頂きだろうか。

痛い思いを何度しても、また恋をしてしまう。
ジェットコースター的スリルが、余程好きなんだろう。
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イチゴのショートケーキ

2009-02-07 | 胸ときめかすお喋り
最初の誕生日の記憶をたどってみた。
鮮明には思い出せない。
誕生日のたびに両親が祝ってくれたのだろうけど、覚えていない。

覚えているのはイチゴのショートケーキだ。
時期的にイチゴだったのか、見た目が可愛かったからなのか、私にはわからない。
わかっているのは、イチゴのショートケーキが好きではなかったと言うことだ。

長いこと、私はそれを言い出せなかった。
小さなホールケーキにロウソクを灯して、願い事を待っている父と母の期待を裏切りたくない。
私は嬉しそうな顔でロウソクを吹き消す。

大人になって、両親には本当のことを言った。
だけど本当のことを云えない人にだって出会う。
私は誕生日をなにも不満なく過ごしたことはない気がする。

誕生日に欲しいもの。
それはプレゼントではない。
バラの花束でも、豪華な食事でもない。

好きな人から心を込めて「おめでとう」と言われること。

真夜中にもらった彼からのメール。
何も飾りのないストレートな文字だけのメール。
「誕生日おめでとうございます」

これまでで一番素敵な誕生日を、私は過ごしている。
Comments (2)
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夕暮れ・窓灯り

2009-02-05 | 胸ときめかすお喋り
TSUTAYAに用があったので、2つ手前のバス停で下車。
用事が終わって、夕暮れの街を歩く。
向かいの公園の緑がぼんやりと暗く見える時間。
車のヘッドライトだけがやけに明るい。

最後の100mくらいは坂になっている。
ちょっと小高い場所にうちが見える。
無意識に視線をさらに上へ。

彼の部屋に灯りがついている。
今いるんだ。
坂を登る間、ずっとその灯りを見ていた。

いつの間にか涙ぐんでいた。

エレベーターに乗った。
思わず彼のうちの階を押してしまいたくなる。
諦めて、自分の階のボタンを押す。

偶然って、たびたび起こらないから偶然って言うんだね。
あの、「たった一度」が奇跡に思えてくる。
なんでつまらなことしか話せなかったんだろう。

エレベーターが止まって、今日も逢えないままうちに戻る。
彼の部屋の窓灯りが温もりとなって胸に留まる。

メールしようかな。
今日は止めておこう。
胸に留まった温もりを思い返そう。

思い出を反芻しながら、恋は深まっていく。
Comments (2)
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恋愛小説

2009-02-02 | 胸ときめかすお喋り
私としては珍しく、今恋愛小説を書いている。
相変わらずの長文で、すでに原稿用紙で700枚になる。
こんなの恋愛小説じゃないってほど長い。

長い理由は小道具に凝ってしまうからだ。
フェンダーのストラトについて長々と書いていたら、あっという間に300字。
でもそのシーンは、ストラトが主人公なのだ。
語り手でもある女性と元彼の会話には、どうしてもストラトが必要だったのだ。

でも本当の理由は、今恋をしているからかもしれない。
文字を通じて、恋に酔っている自分に浸りたいからなのかもしれない。
恋に酔ってる…。
もうこう書いている時点で普通じゃない。
自分の気持ちを抑えられなくて、ブログに書いている時点で普通じゃない。

久しぶりだな、と自分でも思う。
ほぼ中学生だ。
そのくらい純粋で幼い恋をしている。
まだ愛と言えるまでにも育っていない。
育つかどうかも分からない。
とにかく恋なのだ。

外見なんか全然パッとしない。
最初に会った時なんか、危うく存在にも気付かないほどだった。
今思い返してもこんな風な気持ちになるなんて思わなかった。

いや、違う。
その時から、もうすでに恋は始まっていたのだろう。
会釈を交わしただけだったけど、その時の顔も様子もはっきり覚えている。
自分でそうとは認識していなかっただけだ。

去年の11月に少し意識して、
12月に気になり始めて、
1月、恋に落ちた。

この先どうなるか、まるでわからない。
だからこそ、今この時が恋愛の最盛期なのだ。
わかってしまったら、犯人が誰だか知っている推理小説を読むことになる。
ずっとわからないままでいたい。
わからないまま、過ぎてゆく日を1日1日数えていたい。

すぐ傍にいて、言葉を交わすことが出来る。
この幸せがずっと続くこと。
それだけが願いだ。
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