午前4時過ぎにふと目が覚めた。
枕元のラジオをつける。
すると、荷風さんが『断腸亭日乗』を自作朗読した声が聞こえてきた。
8月13日の日記を読んでいた。
え、こんな時間に朗読があるのか?!
評論家の川本三郎さんが『日和下駄』や『濹東綺譚』などを解説していた。
荷風さんのいくつかは、「街歩きの文学だ」のようなお話をされていた。
偏奇館はペンキを塗っていたと説明されていた。
ぼんやりした脳で聴いていたから、正確ではない。
今朝聴いたことをちゃんとした状態で、確認したい。
今読書中の『土』を読み終えたら、『日和下駄』も目を通したい。
たぶん学生時分にサラッと読んだ記憶はあるが、定かではない。