メコンデルタの朝 2010-03-14 | その他の国の旅 ベトナム南部に流れ出るメコン川は、河口に大量の土を堆積させデルタ地帯をつくり上げている。 大きな川から小さな水路まで、ボートに乗るのも日常茶飯事のこの地域では、人々は今も昔も川と共に生きている。 多くの人の起床時間は4時。 家事を済ませて、早朝5時には道ばたに農産物を並べ出す。 ボート漕ぎは川辺で客を待つ。 食堂では肉を切ったり焼いたりし始め、既に香ばしい匂いが立ち上る。 そして朝日が昇る頃には、川も大地も、街全体が活気づいている。 そして太陽が照りつける午後には、穏やかなメコンの水面に濃い緑が静かに影を落とす。