アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

ボランティアコーディネイターという最もキツいボランティア

2011-04-01 | 災害ボラ活動


・・・ようやく、一息つけるようになりました。

ふうぅ。。。。。


この1週間、脳みそ使い過ぎ。気も使い過ぎ。自分の能力を超えて、いろんなことを引き受け過ぎでした。


しかしその結果、無事「RQ市民災害救援センタ―」の独自HPが立ち上がりましたのでお知らせします。

http://www.rq-center.net/


もちろん私が制作した訳ではなく、マスコミ関係のプロでつくっている広報チーム(皆さんボランティア)の方々のご尽力の賜物です。
これで、RQって何?というのが、以前よりも分かりやすくなりましたね。


私は何に忙殺されていたかというと、彼ら(広報チーム)と東京本部の繋ぎ役。
および、東京本部内の仕事の引き継ぎ。
および、ボランティアへの仕事の割り振り。
および、宮城県にある現地本部から情報収集するためのシステム構築。
          などなど。

毎朝9時に家を出て、終電で帰り、夜中の3時までメールチェックして・・・という状態でした。


しかし、おかげ様で色んなことを学びました。
だからこのブログに書きたいことがいっぱいあった。けど、その余裕はなく、どんどん時間に流されていきました。

一言でいうと、それは “他人(ひと)に仕事を任せる素晴らしさと難しさ” ですかね。


“素晴らしさ”という面では、感動したことがいっぱいありましたよ。
たとえばコレ。↓


先週末に来てくれたボランティアさん(教師)が、(恐らく私がボランティアに対する説明が下手&不十分なのを見て)誰でも簡単に概要と仕事内容を教えられるオリエンテーション用紙芝居を作成してくれました!

すごーい!!!


他にはコレも↓


(恐らく、あまりに混沌としている東京本部の様子をみて)NPO経験が豊富なボランティアさんが、必要な仕事内容と伝達事項が一目で分かる掲示板をまとめてくれました!

すごーーーーい!!!!!


・・・そんなこんなで、1週目はエイヤーで回していた東京本部も、2週目は新しく来られた皆さんの力で、少しずつ体制が整い始めました。(言い訳をするならば、1週目はあまりに現地の状況が変わるために整えようがなかったのです(涙))


で、“難しさ” というのも一方ではありまして・・・。

それはもう、このブログでは書けない程です。

とはいえ簡単にいえば「上手く仕事を割り振らないと、善意が不満に擦り代わる」ということで、その「上手く仕事を割り振る」というのが、簡単なようで全然簡単じゃないのです。。。
しかも現地のニーズや状況は日々変わるんだし…、ボランティアに来る人も毎日変わるんだし…、それで人数がドッと増えた日にたまたまの事情で仕分け作業がストップになったりすると、こりゃもう人手あまたになりますがな。。。

で、つぶやかれる。。。。。


ボランティアを受け入れるというのは、だから本当に難しいです。
しかも受け入れる側にいるのもボランティアなんだから、もうどうしようもないね(苦笑)

本当は、ボランティアってのは、嫌になったり嫌な思いをしたら、さっさと止めりゃいいんです。それだけなの。
本来ボランティアは誰かに頼まれてやるんじゃなく、自分で挙手してやり始める行為なんだから、誰にも責任はないし、誰かを責めることもできない。自己完結する(現実を認めて納得する)しかしょーがないじゃないの。

だからせめて、つぶやかないで。。。 と言いたいね、私ゃぁ。。。


しかし、とはいっても、ボランティアを集めておきながらコーディネイトできないのも問題です。これからはちゃんと、ボランティアコーディネイターを育てなきゃならん。ボランティアで・・・。

・・・あぁもう~!!! 

この「ボランティア」って言葉、どうにかならんかね!?!?


(※こうしたことはRQに限らず、どこの団体でも生じている、「つぶやく時代」にあって極一般的な課題です。だからこそ、「何かしたい!」人たちの熱い思いで動かしているボランティア団体の内情を、少しでも理解してほしいと私は思います。
尚、これは被災者の方々へ直接影響を与える問題ではありません。)