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9月15日: ハッブルの観測、暗黒物質理論で見失われていた要素を暗示する

2020年09月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

研究者達は、重力レンズ効果を生じさせている集団の中に、予想されるより10倍より強い暗黒物質の小規模な集中を発見した。この証拠は、NASAのハッブル宇宙望遠鏡と、チリの欧州南天文台の大型望遠鏡(VLT)の大規模な銀河集団の詳細な観測に基づいている。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: この記事は現代で最も重要な研究課題の一つ、「暗黒物質の解明」に資するかもしれない重要な発見を報じています。しかしながら非常に内容が濃く長文です。以下編者の知識の範囲内で要約します。
研究者達は、重力レンズ効果を示す集団の中に、予想されるより10倍強い暗黒物質のより小規模な集中を発見した。重力レンズは遠い銀河などから発する光を手前の強力な重力を持つ集団によって曲げる現象であり、手前の銀河の重力によってその効果が左右される。これまでの理論では、新しく発見されたような効果は考えられない。現在の理論に見過ごされている何らかの要因があるかもしれず、その解明は強く期待されている暗黒物質の解明につながるかも知れない。原文は上の「出典」から(英語)。

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