ヨーロッパの大部分が干ばつを警戒するときパキスタンは氾濫している。8月30日にコペルニクスセンチネル1号によって宇宙からとられたデータは、パキスタンを壊滅させる洪水の範囲をマッピングするために使われた。パキスタン政府関係者によると、6月中旬以降、通常の10倍のモンスーンの大雨によって、国の3分の一以上が水中にある。この壊滅的な洪水は1100人以上の命を奪い、パキスタン人の7人に1人の3300万人以上が洪水の影響を受けた。家屋、農地、インフラは流され、損傷したインフラの修復には少なくとも100億ドルかかるとされた。イメージの左側は影響を受けた広域を示し、右側は、デラムラドジャマリとラルカナの間の領域にズームインしている。インダス川が氾濫し、事実上幅数十キロメートルの長い湖ができている。青から黒は水没した土地を示している。
この危機に対処するために、コペルニクス緊急事態管理サービスが発動された。ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル1号ミッションは、雲や雨の闇を通して「見る」レーダー機器を搭載しており、洪水の監視に役立っている。
<出典>: 「2022年のイメージ(Year in images 2022)」
<大判>: 大判はイメージをクリック。
<ひとこと>: 地球温暖化の影響として取上げられた象徴的な出来事でした。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
<ミッション別ページ>
各ページへのリンク(ペ-ジ欄をクリック: スマホの方は横位置でご覧ください)
月探査アルテミスⅠ | ミッション終了 | ||
火星探査の今 | 掲載再開 | ||
ハッブル宇宙望遠鏡 | 週の初めに掲載 | ||
ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡 | 週の初めに掲載 | ||
NASAテレビ放送予定 | 不定期更新 |