歴史的な磁気嵐、目をくらます
2024年5月、過去20年間で最強の地磁気の嵐が、科学者達や天の観察者達を驚かせた。この G5 の嵐は、5月10日から11日にかけて、滅多に見られない緯度を含む世界中の多くの地域からオーロラが目撃された。
スウオミ NPP 衛星は、世界時間5月11日午前8時20分(日本時間午後5時20分)に、このオーロラのイメージを撮った。
この視界では、オーロラは、モンタナ州、ワイオミング州、ダコタ州、ミネソタ州、ウィスコンシン州、アイオワ州、ミシガン州の一部に明るい白い帯として現れている。しかし、オーロラはダイナミックであり、夜の他の時間帯には異なる範囲と光のパターンが見えていたであろう。また、これらの衛星データはグレースケールで表示されているが、地上の視聴者達は、緑から、紫、赤までの色を見た。さまざまな高度で見られる大気の化合物がオーロラの色に影響を与える。
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<出典>: Earth Observatory Image of the Day
以下は 国立天文台の記事「2024年5月に連続発生したXフレア」 から。
2024年5月11日の夜から12日の明け方にかけて、日本各地でオーロラが観測されるという珍しい現象がありました。この一連の現象は、太陽表面で連続して発生した爆発現象「太陽フレア」に起因するものでした。
太陽活動の周期はおよそ11年で、現在は極大期に向かってその活動が活発になってきています。国立天文台 太陽観測科学プロジェクトは、太陽観測衛星「ひので」をはじめ、地上からは三鷹の太陽フレア望遠鏡、野辺山の強度偏波計といった観測施設を駆使して、太陽の定常観測を続けています。
今回は、2024年5月3日、5日、8日、11日に発生した合わせて4回のXクラスの太陽フレアを捉えることができました。太陽フレアは、観測されるX線の強さによって、活動規模をB、C、M、Xの4つのクラスに分けていますが、Xクラスは最も大きな規模にあたります。
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<ひとこと>: 大判イメージ等詳細は国立天文台の記事から。
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