ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

桜さがし ・ 猫にかまけて

2013-08-06 14:44:38 | 

  桜さがし 柴田よしき
 
 
 青春ミステリー集。
 中学からの仲間、( 歌義、陽介、綾、まり恵 ) の4人の24歳から26歳の2年間の出来事。
 恩師 浅間寺竜之介と犬のサスケと一緒に、京都を舞台に、恋愛をからめ、
 さまざまな事件に遭遇し、推理し、犯人をつきとめるまで。
 その後の展開は、読者の想像にお任せ。
 いろいろな京都の寺や場所が描かれていて、東寺の市、吉田神社の姫ダルマのおみくじや
 狸谷不動尊の草履ののお守り、北山の山里で1年のうち2週間しか食べられない山椒の
 花を入れたすきやきなど、私も京都に行きたくなった。

  猫にかまけて  町田 康
 
 
 「きれぎれ」で芥川賞受賞、その他、川端康成、谷崎純一郎賞他、各賞受賞、パンク歌手
 平成12年から16年の作者が暮らしていた猫のお話。ココア、ゲンゾー、ヘッケ、奈奈。
 それぞれの性格、様子と作者との日常、3ページに1枚彼、彼女たちの写真、
 ニヤニヤ、そうそう分かるわ~、可愛い!!
 野良猫で病気のヘッケを1年2か月介護して看取るシーンには、涙がぽろぽろこぼれた。

 我が家の3代目の犬の闘病を思い出した。スプーンと最後には注射器で食事を与えたが
 最後の日まで嫌がらず少し食べてくれた。15歳おとなしい可愛い子だった。
 
 ココアが22年で天国に旅立ったときは、「こんな長生きの猫はいないよ、頑張ったね!
 ココアも康さんも、奥様もお疲れ様!!」

 
 さっそく、町田 康さんの歌を聴いてみたが、クロード・チアリのギターや昔の映画音楽ファンの
 私にはパンクはやっぱり苦手。
 

 
 
コメント
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