桜さがし 柴田よしき
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青春ミステリー集。
中学からの仲間、( 歌義、陽介、綾、まり恵 ) の4人の24歳から26歳の2年間の出来事。
恩師 浅間寺竜之介と犬のサスケと一緒に、京都を舞台に、恋愛をからめ、
さまざまな事件に遭遇し、推理し、犯人をつきとめるまで。
その後の展開は、読者の想像にお任せ。
いろいろな京都の寺や場所が描かれていて、東寺の市、吉田神社の姫ダルマのおみくじや
狸谷不動尊の草履ののお守り、北山の山里で1年のうち2週間しか食べられない山椒の
花を入れたすきやきなど、私も京都に行きたくなった。
猫にかまけて 町田 康
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/ab/fecc8e2de8beedc1de290359147721cd.jpg)
「きれぎれ」で芥川賞受賞、その他、川端康成、谷崎純一郎賞他、各賞受賞、パンク歌手
平成12年から16年の作者が暮らしていた猫のお話。ココア、ゲンゾー、ヘッケ、奈奈。
それぞれの性格、様子と作者との日常、3ページに1枚彼、彼女たちの写真、
ニヤニヤ、そうそう分かるわ~、可愛い!!
野良猫で病気のヘッケを1年2か月介護して看取るシーンには、涙がぽろぽろこぼれた。
我が家の3代目の犬の闘病を思い出した。スプーンと最後には注射器で食事を与えたが
最後の日まで嫌がらず少し食べてくれた。15歳おとなしい可愛い子だった。
ココアが22年で天国に旅立ったときは、「こんな長生きの猫はいないよ、頑張ったね!
ココアも康さんも、奥様もお疲れ様!!」
さっそく、町田 康さんの歌を聴いてみたが、クロード・チアリのギターや昔の映画音楽ファンの
私にはパンクはやっぱり苦手。