ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 零時の犯罪予報 」 ミステリー傑作選 46  日本推理作家協会編

2017-03-22 16:46:25 | 
   「 零時の犯罪予報 」  日本推理作家協会編 

         

1巻の「 犯罪ロードマップ 」 から、このシリーズが好きで読んでいます。もう、40年以上になりますか。 
あの頃は本棚に並べて揃え、新刊が出れば買い、ほとんど読みましたが、最近は、何巻まで読んだか分からなくなり数巻未読です。
本屋さんや古本屋さんで未読の本を見つけたら買ってきます。

短編小説は、作者の腕が試されて濃縮されているので面白くて好きです。
日本推理作家協会編は、間違いなく傑作な作品が多いので、ここで知った初めての作家さんの作品に魅せられ、単行本や文庫本に進みます。

高野和明  「 六時間後に君は死ぬ 」 本気にして、少し疑って、意外な結末に驚き、面白かったです。
法月綸太郎  「 都市伝説パズル 」 犯人は? 一緒に推理しました。
五條瑛  「 地底に咲く花 」 入国管理法や永住許可のことは身近でない問題なので、テレビのニュースのみしか知らなかったけれど、
                日本に生まれて、日本しか知らないのに、法律の改正で追われる人たちがいる事を知りました。
若竹七海  「 殺しても死なない 」 最後のどんでん返しで、『よかった!』と、胸をなでおろしました。
池井戸潤  「 銀行狐 」 また銀行の話かと読み始めましたが、引き込まれて読み終わっていました。
姫野カオルコ  「 探偵物語 」  探偵ものは大好きですが、由紀子の性癖の餌食になった小学生の男の子の心の傷はどうなるの? 
         あら、まぁ⁉ の結末で依頼者にも報告できなくて、探偵も言葉なし。
北森鴻  「 根付け供養 」   骨董や古美術の贋作や細工のこと勉強になりました。
薄井ゆうじ 「 みちしるべ 」  妹の出生の秘密と、ばばちゃんの怪我。 祖母の孫への愛情がひしひしと感じられる話。 私もこんなばばちゃんになれたら、、、。
倉知淳  「 桜の森の七分咲きの下 」 入社の翌日に、1人で桜の場所取りに駆り出された新人と、ゴザに寄ってくる変わった人たちとの交流。
逢坂剛 「 弔いはおれがする 」  さすがベテランの常連さん。
面白い短編ミステリーを読み終えた満足感は、コーヒー1杯ほどの値段で作家さんには申し訳ないほどですが、何ものにもかえがたしです。  

訃報
渡瀬恒彦さんが亡くなられました。  まだお若いのに残念です。
若い頃のヤクザ映画時代は、観ていませんが、それ以後は拝見してきました。
最近では、「 十津川警部 」「 おみやさん 」「 タクシードライバーの推理日記 」「 警視庁捜査一課9係 」など、すべて楽しみに観ていました。
いい俳優さんが次々に亡くなられ、さみしいかぎりです。  冥福をお祈りいたします。


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コメント
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