1組のアーティストでベスト・アルバムが何枚かある場合、どれにしようか迷ったらRhinoにしろ、というくらいベスト盤やコンピレイションの選曲が良い米国のレーベルRhino。日本人からすれば歌詞カードが付いていないのがマイナス・ポイントですが、選曲の良さは日本のレコード会社も見習ってもらいたいところです。
今回紹介する「Super Hits Of The 70's~Have A Nice Day」は、その名の通り70年代の全米チャート・ヒット曲を集めた全25枚からなるシリーズで、90年代中頃に発売されています。このうち78年と79年のヒット曲を収録したVol.22とVol.25を、2回にわたって紹介します。
Vol.22は78年のヒット曲が2曲、79年のヒット曲が10曲収録されています。有名なところではThe Knack「My Sharona」がありますが、その他の曲は日本ではあまり取り上げられることのないような隠れたヒット曲的な選曲になっています。No.1ヒットでもNick Gilder「Hot Child In The City」やRobert John「Sad Eyes」とかなり地味な曲です。
【Vol.22の収録曲】
01 Hot Chocolate / Every 1's A Winner
http://www.youtube.com/watch?v=9z_MDtBq75s
ソウル色の強いロックで英国のグループ。かっこいいギターと存在感のある
搾り出すような声のヴォーカルが特徴。79年最高位6位。
02 Nick Gilder / Hot Child In The City
http://www.youtube.com/watch?v=El6iQ2_dvlc
ハイトーン・ヴォイスは最初は女性かと思ってしまったほど。ジワジワと上昇し
全米1位を獲得した78年の曲。後が続かず一発屋で終わる。
03 John Paul Young / Love Is In The Air
http://www.youtube.com/watch?v=NNC0kIzM1Fo
78年に7位まで上がるヒット。オーストラリアのアーティストでこの曲が出世作。
その後は大したヒットがないがシドニー五輪の閉会式でこの曲を歌った。
04 Nicolette Larson / Lotta Love
http://www.youtube.com/watch?v=iU3u5UDjYeY
Neil Youngの作品で79年に最高位8位のヒット。伸びのある声で注目されたが
結局この曲を超えるヒットは出せなかった。97年に他界。
05 Nigel Olsson / Dancin' Shoes
http://www.youtube.com/watch?v=roCIEGMQCRI
Elton John Bandのドラマーだった人。79年最高位18位の温かいナンバー。
オリジナルはFaith Bandでほぼ同時期に発売。オリジナルを超えるヒットとなった。
06 Suzi Quatro & Chris Norman / Stumblin' In
http://www.youtube.com/watch?v=pYgTAyIkpyg
英国で人気のあったSuzi Quatroが本国で唯一ヒットした曲。79年最高位4位。
相手のChris NormanはSmokieのヴォーカリスト。邦題「メロウなふたり」。
07 The Knack / My Sharona
http://www.youtube.com/watch?v=K81EpX4V1Ag
説明不要のデビュー曲。79年に6週連続1位。この後2曲ヒットを飛ばしているが、
この曲の印象が強く、一発屋の代名詞に。映画「Reality Bites」でも使われた。
08 John Stewart / Gold
http://www.myspace.com/johnstewartgold
60年代にはKingston Trioに在籍、The Monkeesの「Daydream Believer」の作者
でもある。79年最高位5位。バック・ヴォーカルはStevie Nicksら。
09 Rex Smith / You Take My Breath Away
http://www.youtube.com/watch?v=9qJSU_71e2M
本人も出演したTVドラマ「Sooner Or Later」のタイトル曲で79年最高位10位。
切ない曲でミリオンセラー。Rachel Sweetとのデュエットでもう1曲ヒット。
10 Sniff 'N' The Tears / Driver's Seat
http://www.youtube.com/watch?v=JFwcmU6Ql0A
英国バンドで79年最高位15位。成績以上に印象に残る。すぐに解散しその後再結成
するがヒットせず。リード・ヴォーカルよりバック・ヴォーカルが目立っている。
11 Robert John / Sad Eyes
http://www.youtube.com/watch?v=C5wa9bwlbwg
72年3位の「The Lion Sleeps Tonight」以来7年ぶりのヒットで、79年全米1位。
何度聴いても女性の声に聴こえてしまう。
12 Ian Gomm / Hold On
http://www.youtube.com/watch?v=Ohn5_Abqd7Q
英国出身のアーティストでヒット曲はこれ1曲だけ。79年に最高位18位と、意外に上がらず。今聴いてもポップで良い曲なのに。
次回はVol.25です。
今回紹介する「Super Hits Of The 70's~Have A Nice Day」は、その名の通り70年代の全米チャート・ヒット曲を集めた全25枚からなるシリーズで、90年代中頃に発売されています。このうち78年と79年のヒット曲を収録したVol.22とVol.25を、2回にわたって紹介します。
Vol.22は78年のヒット曲が2曲、79年のヒット曲が10曲収録されています。有名なところではThe Knack「My Sharona」がありますが、その他の曲は日本ではあまり取り上げられることのないような隠れたヒット曲的な選曲になっています。No.1ヒットでもNick Gilder「Hot Child In The City」やRobert John「Sad Eyes」とかなり地味な曲です。
【Vol.22の収録曲】
01 Hot Chocolate / Every 1's A Winner
http://www.youtube.com/watch?v=9z_MDtBq75s
ソウル色の強いロックで英国のグループ。かっこいいギターと存在感のある
搾り出すような声のヴォーカルが特徴。79年最高位6位。
02 Nick Gilder / Hot Child In The City
http://www.youtube.com/watch?v=El6iQ2_dvlc
ハイトーン・ヴォイスは最初は女性かと思ってしまったほど。ジワジワと上昇し
全米1位を獲得した78年の曲。後が続かず一発屋で終わる。
03 John Paul Young / Love Is In The Air
http://www.youtube.com/watch?v=NNC0kIzM1Fo
78年に7位まで上がるヒット。オーストラリアのアーティストでこの曲が出世作。
その後は大したヒットがないがシドニー五輪の閉会式でこの曲を歌った。
04 Nicolette Larson / Lotta Love
http://www.youtube.com/watch?v=iU3u5UDjYeY
Neil Youngの作品で79年に最高位8位のヒット。伸びのある声で注目されたが
結局この曲を超えるヒットは出せなかった。97年に他界。
05 Nigel Olsson / Dancin' Shoes
http://www.youtube.com/watch?v=roCIEGMQCRI
Elton John Bandのドラマーだった人。79年最高位18位の温かいナンバー。
オリジナルはFaith Bandでほぼ同時期に発売。オリジナルを超えるヒットとなった。
06 Suzi Quatro & Chris Norman / Stumblin' In
http://www.youtube.com/watch?v=pYgTAyIkpyg
英国で人気のあったSuzi Quatroが本国で唯一ヒットした曲。79年最高位4位。
相手のChris NormanはSmokieのヴォーカリスト。邦題「メロウなふたり」。
07 The Knack / My Sharona
http://www.youtube.com/watch?v=K81EpX4V1Ag
説明不要のデビュー曲。79年に6週連続1位。この後2曲ヒットを飛ばしているが、
この曲の印象が強く、一発屋の代名詞に。映画「Reality Bites」でも使われた。
08 John Stewart / Gold
http://www.myspace.com/johnstewartgold
60年代にはKingston Trioに在籍、The Monkeesの「Daydream Believer」の作者
でもある。79年最高位5位。バック・ヴォーカルはStevie Nicksら。
09 Rex Smith / You Take My Breath Away
http://www.youtube.com/watch?v=9qJSU_71e2M
本人も出演したTVドラマ「Sooner Or Later」のタイトル曲で79年最高位10位。
切ない曲でミリオンセラー。Rachel Sweetとのデュエットでもう1曲ヒット。
10 Sniff 'N' The Tears / Driver's Seat
http://www.youtube.com/watch?v=JFwcmU6Ql0A
英国バンドで79年最高位15位。成績以上に印象に残る。すぐに解散しその後再結成
するがヒットせず。リード・ヴォーカルよりバック・ヴォーカルが目立っている。
11 Robert John / Sad Eyes
http://www.youtube.com/watch?v=C5wa9bwlbwg
72年3位の「The Lion Sleeps Tonight」以来7年ぶりのヒットで、79年全米1位。
何度聴いても女性の声に聴こえてしまう。
12 Ian Gomm / Hold On
http://www.youtube.com/watch?v=Ohn5_Abqd7Q
英国出身のアーティストでヒット曲はこれ1曲だけ。79年に最高位18位と、意外に上がらず。今聴いてもポップで良い曲なのに。
次回はVol.25です。