MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

Kuryakin / Still Here

2008-06-03 23:05:25 | レヴュー

スウェーデンのPetter GjöresとJohan Norbergによるデュオの、米国・Shelflife RecordsからリリースされたCDEP+7インチです。

夢見るような優しいエレクトロの世界の中で奏でられる、アコースティック・サウンドとナイーヴなヴォーカル。これ以上の透明感はないのではと思うくらいの美しさです。MySpaceの「影響を受けた音楽」で、Prefab Sproutを筆頭に列挙されている様々なアーティスト達の共通点も「透明感」ではないかと思います。

そしてさすがにそれらの音楽を吸収してきているだけあって、ソングライティングのレベルもかなり高そうです。7曲とも違う表情を持っています。Sarahやその後継レーベルのShinkansenのアーティストも思い浮かべました。全曲気に入りましたが、「Take My Hand」と「Onie」がとくに良かったです。優しいヴォーカルも魅力的で、「Rain」という曲はまるでAndreas Mattsson(元Popsicle)のようです。

音に厚みがないのが難点といえば難点ですが、逆にそこに儚さを感じてしまいます。何度か聴いていくうちに感動が薄れていきそうなタイプではありますが、当分は酔えそうです。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/kuryakinmusic

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする