スウェーデン出身の女性アーティストBobby BabyことElla Blixtが、Bobby & Blummの活動と並行して、ドイツ人男性Robert Kretzschmarと組んでいるデュオがIt's a Musicalです。
今年4月に発売されたBobby & Blummのファースト・アルバム「Everybody Loves」では、F.S. Blummの衝撃的ともいえる少し気だるい感じのギターのピッキング、そこにごく自然なBobbyのヴォーカルが被さることで、言葉にならないくらいの心地良さを与えてくれましたが、こちらのIt's a Musicalは一転してギター・サウンド一切なし。少しだけ話題になっているようなのでとりあえずMySpaceで聴いてみましたが、これは絶対に欲しい1枚になりました(即行でAmazonで注文済み)。
Bobby & Blummも斬新なギターとチープな鍵盤楽器が織りなす可愛らしくも不思議なサウンドでしたが、It's a Musicalはストレートでわかりやすいところが良いです。軽いエレクトロを取り入れた鍵盤楽器中心のBobby Babyの本来の音楽に、Robert Kretzschmarのドラムやトランペットなどが加わることで、彼女のチープだったサウンドが素直に厚みを増していて良い意味での進化を感じさせてくれます。MySpaceで聴ける「Pain Song」という曲などはそれを端的に示してくれています。とにかく難しいことを考えずに楽しめそうで、早くアルバム通して聴いてみたいです。
1年の間に2つのデュオで違ったタイプの素敵なアルバムを出すなんて、この人はストックホルムからベルリンに移って正解だったと思わずにはいられません。それにしても癒される声です。
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