MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

Beth Orton / Central Reservation

2009-11-26 00:24:51 | この1枚

『Central Reservation』は、英国のシンガー・ソングライター
Beth Ortonが99年に発表した3rdアルバム。
"デジタル世代の歌姫"というキャッチ・フレーズが付いていました。

"フォークトロニカ"という言葉で表現されることが多いようですが
Carole Kingや初期Joni Mitchellの大御所のほか
Suzanne VegaやNatalie Merchantの流れも汲んでいそうな
純粋なフォーク・ミュージックとしても充分に聴けるアーティストです。

ジャック・パーセルのホットチョコレートを履いて
光の中で道に座るジャケットが印象的な96年の2ndアルバム
『Trailer Park』でもその片鱗は見せていましたが
大きく花開いたのはこの3rdの方です。

哀愁を帯びたメロディーに乗せて潔く歌う「Stolen Car」
一転してソウルフルに少し甘めに歌う「Sweetest Decline」の
初めの2曲で心を捕らえられてしまいます。

その後はフォーキーな曲を中心としながら
Ben Wattプロデュースの2曲「Stars All Seem To Weep」と
「Central Reservation(The Then Again Version)」が
軽く変化をつけた刺激的サウンドになっているのも効果的です。
(タイトル曲はOriginal Versionの方が好きですが)

決して上手なヴォーカルではありませんが
スモーキーな声の存在感のあるシンガー・ソングライターです。

「Stolen Car」
「Sweetest Decline」
「Central Reservation(The Then Again Version)」
「Central Reservation(Live)」
「Stars All Seem To Weep」
「Love Like Laughter」

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