MUSIC IS THE SCENERY

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インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

New Found Land - We all die

2010-02-20 00:50:28 | レヴュー

これは久しぶりの掘り出し物です。
ヨーテボリ出身のAnna Roxenholt(ヴォーカル、サックス)が
Karl Krook(ギター)とともに作り上げた
北欧ローファイ・フォーキー・ポップの大傑作。
昨年5月に発表されたデビュー・アルバム『We all die』です。

Feistの雰囲気も感じさせてくれるヴォーカルの1曲目
「It would mean the world to me」で先制パンチ、
続く透明感溢れる3拍子の真っ直ぐなフォーキー・ソングの2曲目
「Rooftops」でダウンを喫し致命傷を負いかけたかと思ったら
一転してアップテンポの3曲目「Leave it behind」。
もう立ち直れません。

その他にも土臭さを感じさせてくれる曲、
グロッケンシュピールをふんだんに取り入れた曲、
ジャズの香り漂う曲など
本当に音楽性の広さを見せてくれます。
それでいてどこまでもフォークである点は一貫しています。
終盤の「All the nights」という曲の
"We all die, We all die, We all die"の繰り返しは
凄まじいほどの説得力があります。

曲によってFeist、Two White HorsesのLovisa Nyströmを
髣髴させるAnnaさんの歌声にはただただ癒されるばかり。
サウンドがよく計算されているところなどは
The Woodlandsとも共通点がありそうです。

ヨーテボリのトラムセッションの映像がありましたが
Hello Saferideとも少しだけ似ています。

New Found Landという名前もとても良いです。

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トラムセッション


コメント
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