記憶に残したいこと

     忘れない為に....

「看守の流儀」

2022-08-16 06:23:14 | book

TKさんはいつも、私が買う作家さん以外を購入してくれる。

その本が回って来た。

初めての作家さんだけど、帯には「2020年度ミステリーベスト10」とあったので期待できる。

「看守の流儀」⇒(城山真一作)

加賀刑務所の刑務官と囚人たちの5つの物語。

★「ヨンピン」→服役期間の残り四分の一を残して仮出所することを言う。

  主人公は副看守長の宗方。

  ヨンピンの源田は更生施設から姿を消したので、宗方は行方を調べ始める。

★「Gとれ」→暴力団から足を洗う隠語。

  主人公は看守部長の及川。

  刑務所内で印刷される大学の入試問題が、暴力団によって売りさばかれる。

  及川は入試問題の入手経路と犯人を特定しようとする。

★「レッドゾーン」

  主人公は総務部課長の小田倉。

  受刑者の健康診断記録とレントゲンフィルムが消失。

  小田倉は二つの消失を追及。

★「ガラ受け」→受刑者が仮出所するときに家族などが身柄を引き受けること。

  主人公は刑務官の西門。

  西門はすい臓がんで倒れた受刑者・貝原の為に刑の執行停止を求めようとする。

★「お礼参り」

  満期出所した放火犯・牛切を刑務官と警察の共同で監視し、再発を防ごうとする。

共通で登場するのが、警備指導官の火石。

 

刑務所ミステリー小説。

2020年度ミステリーベスト10。

 

 

感想:面白く読んでたら、最後にえぇ~ってビックリ。

   刑務所って男性と女性で分けられてるんだよね。

   だから火石っててっきり男性だと思ってた。

   もう~まさかまさかの展開だったわ。

   最後の最後まで面白かったので、テニスTVがなければ一気読みしただろうなぁ~。

 

コメント
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