世界一野球小僧の春の雷
信頼が信頼を呼ぶ侍の
桜花爛漫国中を埋め
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投げる。打つ。捕る。走る。一つひとつは単純な動きだ。
その連なりに白いボールが加わったとたんに、手に汗握るドラマに変わる。
野球が持つそんな魅力を心から味わう2週間だった。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は日本代表の優勝で幕を閉じた。
MVPに輝いたのはやっぱり大谷翔平選手だった。打席からブルペン、そして抑えのマウンドへ早変わり。
米国との決勝の最終回、160キロ超の剛速球で相手を手玉に取った。
漫画のようだ、と脱帽するしかない。
世界一を決める試合なのに、どこまでも楽しそうだったのがこの人らしい。
「侍」という武張った呼び方はどうも似合わない。
<ボールが一撃されたなら/飛び出していくよ 少年は/さだめられた次の杭へ/そして 歓びいっぱいにホームへ>。
1744年に英国で刊行された本にある詩「ベース・ボール」。
詩人の平出(ひらいで)隆さんが随筆「ウィリアム・ブレイクのバット」で紹介している。
今の野球の源流なのかもしれない。詩に登場する少年は大谷選手みたいだ。
スターぞろいのチームがまとまったのは、個々の力を引き出す栗山英樹監督の手腕が大きい。
不振に悩む選手も信じて起用を続けた。教師を志した経験が生きていよう。
優勝後の言葉が胸に残る。
試合を見て「野球をやろうと思ってくれた子どもたちが必ずいる」。
きっと、未来の代表選手たちが・・・。(北海道新聞卓上四季2023.3.23より)
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WBCは日本中が沸きあがりましたね~、昨日のダイジェスト版にかじりつていました。(^^♪
北海道の日本ハムファイターズに関連する選手・監督・コーチ等たくさんの人たちの活躍に北海道民は凄く盛り上がっていました。
ただ一人の北海道出身の伊藤大海投手の活躍も地味ながら素晴らしかったですよね。
彼の精神力は大したものだと言われています。
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日本人のスポーツと言えば相撲でしたが、春場所で横綱・大関が誰も居なくなると言うことが起きましたが、相撲も頑張ってほしいですね。