もこにゃんとばあば

もこにゃん もうすぐ八才(2015年生れ)
登場数は少ないですがヨロシク!にゃん

知る権利

2023-02-28 05:27:16 | 俳句・短歌

暖気きてアスファルトの道ゆきげ川

迷惑はお互い様と心得て

   祝杯あげるは助け合えてこそ

 

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1971年6月28日のことだ。マンハッタン計画に参加した科学者ラビノビッチ氏が原爆投下前、その非倫理性や危険性を公表し、警告を発することを検討していたと公にした。

「原子力兵器の最初の導入という重大な行為を広く国民に知らせていれば正義にかなった」。

米ニューヨーク・タイムズ紙に載せた書簡の一文。告白した理由をその冒頭に記している。

「ベトナム介入について国防総省が書いた歴史を、『機密文書』指定を無視して、暴露したこと」が自分を後押ししてくれたのだと(「国家機密と良心」岩波書店)。

かの「ペンタゴン・ペーパーズ」のことだ。トンキン湾事件の自作自演などを知った国防総省の分析官エルズバーグ氏は、核兵器使用も懸念された戦争の早期終結のため、逮捕覚悟で告発した。

その行動が一人の科学者の背中も押したのである。

沖縄返還での日米密約を報道し、国家公務員法違反で有罪となりながら、裁判を通じ追及を続けた元毎日新聞記者西山太吉さんが亡くなった。

文書は開示されなかったが、司法も密約の存在を認めた。その姿が多くの続報を喚起し、不当な機密を暴いた。

有罪の確定から45年。

特定秘密保護法の施行で知る権利の制限が懸念される中、その報道から学ぶことは少なくない。

「正当性を欠くことに加担する権利は誰にもない」。エルズバーグ氏の言葉をかみしめる訃報であった。(北海道新聞卓上四季2023.2.28より)

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科学者の告発を公にする。それを広く国民に知らせる。だがそれは国家機密に反する。

国家機密って何なんでしょうか?

人間の良心はどうなるのでしょう?

一人一人が考えなければならない問題ですね。

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今日は母と月に一度の病院へ行く日です。

私もしばらく検査をしていないので、心電図・血液検査をしますと言われています。

何事もないように祈りつつ検査を受けてきます。

ドキドキ


ゴースト

2023-02-27 05:30:04 | 俳句・短歌

青空も流氷色に霞たり

あおぞらもりゅうひょういろにかすみたり

せせらぎの流れの音の安らぎを

    祈りをりたる枕の下の

 

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                 血管→ゴースト化

弥生3月の声を聞こうというのに厳しい寒さが続く。

ちょっとした外出でも指先まで冷え切る。気候だけが原因ではないのかもしれない。

毛細血管のゴースト化という現象があるという。

加齢や生活習慣の影響で血管の細胞の隙間から血液成分がむだに漏れてしまい、十分な血液が流れなくなって空洞化し、やがて消失するのだそうだ。

体中の血管の99%が毛細血管だというからこれは深刻である。

ゴースト血管が増えると高血圧症や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病のほか、認知症、骨粗しょう症の原因にもなるというから気をつけたい。

不規則な生活、偏食、運動不足などは禁物である。

血管が張り巡らされた人体図を思い浮かべると、つい日本列島の姿を重ねてしまう。

鉄道網は末端部分の消滅が続き、来月にはJR留萌線の石狩沼田―留萌間が廃止になる。住民の足の確保は大丈夫なのだろうか。

マイナンバーカードと一体化した健康保険証の義務化は違法として、医師らが訴訟を起こした。

背景には、対応が困難な医師の廃業が増える懸念があるという。

医療が地域のすみずみまで行き渡らなくならないか、心配は理解できる。

ゴースト血管は、下半身の筋力強化や動脈硬化を防ぐ食事法などで何歳からでもよみがえるという。

地域のゴースト化回避と再生のため、有効な政策を国づくりの血液としてしっかり送り込んでほしいものだ。(北海道新聞卓上四季2023.2.27より)

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まあまあ(-_-;)、日本と日本人は毛細血管のゴースト化に悩んでいるようで・・・。

かく云う私もあちこちに不具合が出ているのはこのゴースト化が原因となっているのかも知れません。

明日は定期検診なのでしっかりと血液検査などして貰わなくちゃと思います。

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アメリカとカナダに本部を置く動物保護団体 Polar Bears Internationalが2月27日に設けた国際的な記念日となっております。

地球温暖化などの影響で北極圏の海氷は年々小さくなっていることから、北極圏で暮らすホッキョクグマ の住処も失われつつあることが懸念されております。

また、地球温暖化の影響は北極圏を流れる海流にも影響し、ホッキョクグマの餌となる魚等も減少傾向にあるとのデータを裏付けるように、近年ではやせ細ったホッキョクグマが各地で多数発見されております…。

こうした現状を世界的に広く認知してもらうため、同団体が中心となって地球温暖化防止に対する呼びかけが行われております。

日本国内においてもホッキョクグマを飼育する動物園が中心となって、例年2月27日を中心にホッキョクグマの生態保護を目的とした各種イベント等が行われております。

自然界の動物たちも温暖化の影響で種の存続をも疑われているようで・・・すべての動物たちが幸せに暮らせますように


見られる

2023-02-26 05:16:02 | 俳句・短歌

一日づつ筋トレサロンに春の来る

ひとひづつきんとれさろんにはるのくる

どこからも見られてをりぬ人の世や

     目に入れども記憶留まらず

 

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何かに見られている―。繁華街であたりに目を凝らすと、至る所からカメラが向けられている。

そんな光景に当初は怖さを覚えたが、今や慣れっこになってしまった人も多いのではないか。

推計では国内に500万台以上、世界では10億台前後のカメラが街頭に設置されているらしい。

中国ではゼロコロナ政策に抗議した人たちを特定するため、監視映像を利用したという報道もある。

国民の統制に使うのは御免だが、映像が刑事事件の容疑者逮捕につながるケースは多い。

最近は救急や消防の活動で、街頭カメラの映像ではなく、市民がスマートフォンで撮影したリアルタイムの現場映像が活用されている。

119番を通じた仕組みはいたって簡単だ。映像を消防側に送るシステムの専用URLを、通報者にショートメッセージで伝えて、起動してもらうだけだ。

4年前に始まり、全国723消防本部のうち91本部が導入した。

映像を共有しながら心肺蘇生など応急処置の方法を指導したり、ドクターヘリの出動や消防車の必要台数を迅速に判断したりと、活用の幅は広い。

消防庁によると、道内58消防本部ではまだ導入したところがない。

広大で現場到着までに時間がかかることがある北海道ではより生かせるのではないか。

110番でも昨年10月から全国で試行されている。映像をかすがいに、人の命と安全を守る態勢を強化していってほしい。(北海道新聞卓上四季2023.2.26より)

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見られていると言っても、守られていると思えばあまり気になりません。

機械に守って貰っている人間たち。

それよりも自然の方が人類をしっかり見ているのだとしたら、環境の悪化は人類の悪行の為せる業かも。

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昨夜10時半頃、震度3の地震が起きました、ちょっとびっくりしましたが何ともなくて良かったです。

今日は友人のご主人の命日です。

もう数えて見れば、15年くらい前でした、早いものですね。

命は大事と言いつつもどう生きるかどう生きられるかが問題ですね。

私もあまり難しいことは避けて生きてきたので、まだまだ成長は出来ていないようです。

以前、スピリチュアルカウンセラーに5,000回くらい輪廻転生していると言われたことがあります。

普通の魂らしく、これからも学ぶことがまだまだ続きそうです。


戦争

2023-02-25 07:55:49 | 俳句・短歌

金子兜太許せぬ春の反戦歌

 

対話などまどろこしくてと大喧嘩

    話し合いこそ地球人たる

 

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歴史に「イフ」は禁物だが、生きていれば太平洋戦争は回避できたのではないかと惜しまれた人がいる。

二・二六事件で暗殺された陸軍教育総監の渡辺錠太郎だ。

皇道派の凶刃に倒れた永田鉄山と並び称される人物である。

欧州留学から帰国後の新聞記者とのやりとりがある。「日本もいよいよ世界の軍事大国ですね」と水を向ける記者を手で制した渡辺は諭した。

「軍事だけが独り走りをした大国は何よりも心配だ。戦争ばかりはやっちゃあイケナイ」(「渡辺錠太郎伝」小学館)。

欧州で見聞きした第1次世界大戦の悲惨な現実が脳裏に刻まれていた。

補給軽視や戦線拡大といったドイツの敗因を見抜いた名将である。

日本軍の精神主義に警鐘を鳴らし、非戦を説いたのも徹底したリアリズムに基づく分析があったからだ。

無類の読書家で月給の大半は書店丸善への支払いに充てられた。

海外の書物にも目を通し、子供の時は親戚の書庫や貸本屋に通った。良識は歴史と書物で養われるものなのだろう。

旭川の第七師団長時代に生まれたのが末娘の和子。後にベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」を著したシスターは事件当時9歳で、共に寝ていた父の機転で難を逃れた。

「父はいつか葬られることも覚悟していた」。眼前で親を殺害された和子の述懐だ。

ひるまず恐れず誠を貫く。軍備増強が叫ばれる今日、求められる姿勢かもしれない。(北海道新聞卓上四季2023.2.25より)

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日本も軍事費増強のためにどこからお金を出そうかと言ってる場合ではない。

こんなことが積み重なって戦争への道を歩くようになるのだから、アメリカに追随する姿勢は止めにして欲しいものです。

岸田さんを応援する皆にも言いたい!

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1890(明治23)年2月25日、当時の日本麦酒醸造會社よりヱビスビールが発売されました。

当初は恵比寿様(戎様)の別称でもある大黒天にちなんだ商品名を企図していたそうですが、既に横浜で「大黒ビール」が存在していたため、混同を避けるためにヱビスが採用されたそう。

ヱビスビールは、製造元によると厳選されたアロマホップをふんだんに使用した麦芽100%のビールで、長期熟成することで麦芽の甘みと深みを追求したちょっと贅沢なビールとなっており、今日でも人気銘柄のひとつとなっております。

ちなみに、ヱビスビールを製造・販売しているサッポロビールの販売各商品には、★があしらわれているのが特徴とされる中、ヱビスビール自体がブランドとして扱われているため、サッポロビールが販売するビール銘柄ながら「★」は付いていないそう。

ヱビスの日:2月25日に「ヱビスビール」が発売されたことにちなんで、販売元のサッポロビール株式会社が記念日のひとつに制定しております。

道民はサッポロビールが好きです。特にエビスビールはご進物用に使ったりします。

サッポロビールのビール麦は網走でも生産されています。

網走は道内でも有数な穀倉地帯でもあります。

旨いビールはウクライナの停戦が決まった時に呑みたいものです。


穀倉地帯

2023-02-24 05:25:35 | 俳句・短歌

春遠し穀倉地帯はまだ真白

胸張って俺らはなまら標準語と

     方言いいし青年のゐる

 

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ほのかな日差しの中、萱草(かんぞう)の花のような笑い声が風に乗る。

丘を上がってくるのは、衣服にくわを荒縄で縛り付け、おけを手にする2人の娘。

詩人は思わず口にする。「曠原(こうげん)の淑女よ あなたがたはウクライナの 舞手のやうに見える」。

宮沢賢治が、「曠原淑女」を作ったのは1924年(大正13年)のことだ。

ウクライナの情景に接した経緯は不明だが、「ヨーロッパのパン籠」と呼ばれた大穀倉地帯である。

故郷の農家の女性を異国の地の踊り子に例えたのも、そこに理想の農業の姿を見いだしたからなのだろう。

「新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある」と信じた賢治である。

幸せの大地と称賛したウクライナの景色が荒れ果て、人命も財産もないがしろにされる今日の惨状を目の当たりにしたら、何と思ったであろうか。

ロシアによるウクライナ侵攻からきょうで1年となる。停戦の見通しは立たず、むしろ戦線は拡大の傾向にある。

一刻も早く戦火に終止符を打つため、国際社会は結束して事態の収拾に当たらねばならない。

停戦を目指すには安全保障の条件や領土の帰属を巡る協議で難航必至だが、人命を最優先に交渉を始める時ではないか。

賢治はうたうように書いている。「風よたのしいおまへのことばを もっとはっきり この人たちにきこえるやうに云(い)ってくれ」。

その願いはきっと今も変わらないだろう。(北海道新聞卓上四季2023.2.24より)

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大義無き戦いを続けているロシアとウクライナ。

とは言っても見過ごすことのできない戦争!

どう考えてもやっぱり他人の国を脅かすロシアに負がある。

プーチンよ!自国民をも殺してまで、そんな戦争をする意味があるのだろうか?

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1958(昭和33)年2月24日に、現:TBSの前身にあたるラジオ東京で、国産初のテレビ映画となった『月光仮面』の放送が始ったことにちなんで記念日が設けられております。

月光仮面のTV放送は日本のヒーロー番組の元祖と目されており、時代劇や探偵活劇の要素を組み合わせた作風の特撮番組は、覆面などの容姿も大きな話題となりました。

わが家の弟たちも三輪車に乗り、眼鏡をかけ、風呂敷を背負いまねて遊んでいました。

あの頃はまだ車も少なかったので道路で遊んでいました。

今の子たちは身体を使って遊ぶなんてことはしなくなりましたね。

すっかり時代が変わってしまった感があります。