鷹化して鳩となりけり人の目は
群鳩のふくみ声街路に溢れ
ダメージ受けたボクサーのごと
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中学を卒業した後にボクシングを始め、国体にも出場した。
プロになると、日本フェザー級6位に到達する。袴田巌さんは派手さこそないものの、粘り強く戦うボクサーだった。
だが引退後も闘いが終わらないとは夢にも思わなかったろう。
1966年に静岡県で起きた一家殺害事件で死刑が確定する。
警察の過酷な取り調べによって犯行の自白に至ったが、公判でも獄中でも一貫して身の潔白を訴えてきた。
捜査はずさんだった。唯一の物証とされる衣類がみそタンクで「発見」されたのは逮捕から1年後。
犯人の所持品のはずのズボンも袴田さんにはサイズが小さすぎた。
再審の開始を認めた東京高裁は捜査関係者が証拠を捏造(ねつぞう)した可能性に触れた。
事実だとしたら、でっち上げそのものではないか。
きのう、検察側が最高裁への特別抗告を断念した。袴田さんは再審公判で無罪となる公算が大きい。
検察は誤りをいまだ認めていないが、ようやく救済のゴングが鳴る。
長すぎる歳月と死刑執行への恐怖は、87歳の元ボクサーの心をさいなんだ。
90歳の姉ひで子さんの祝福も理解できたか心もとない。
失われた人生の重さが痛ましくなる。検察庁が掲げる「検察の理念」がある。
「権限行使の在り方が、独善に陥ることなく、真に国民の利益にかなうもの」か、内省と謙虚さを検事に求める。
不屈のファイターに対して胸を張って示せるだろうか。(北海道新聞卓上四季2023.3.21より)
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検察の特別抗告は断念されましたね。
まだ先行きは決定ではないものの、本人は勿論ですが、姉の秀子さんの人生も変えてしまった事件はどういう形になるのでしょうか。
57年前の出来事、真犯人は・・・・・。
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今日は年に何回も無い大吉日です。
天赦日と一粒万倍日そして虎の日が重なっています。
令和5年の大吉日は今日のみです。
宝くじとは→現行の日本の宝くじは1948年に当せん金付証票法(昭和23年法律第144号)に基づき浮動購買力を吸収し、もって地方財政資金の調達に資することを目的とする為に運営されている。
ということですので、宝くじを買うことは地方財政を豊かにしているようです。
地元の宝くじ売り場で買いましょう。
地方も潤い、もしかしたらとの夢も買って楽しむのも良いのではないかと思います。
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