種袋エフワンだけが詰め込まれ
優劣の法則にのり作られた
一代限りの嘘の種あり
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袴田事件第2次再審請求審で、静岡地裁が再審の開始と袴田巌死刑囚の即時釈放を命じた日のこと。
東京拘置所を出る袴田さんの姿を報じるテレビ画面を前に涙をこぼす人がいた。
一審で主任裁判官を務めた熊本典道さんである。思わず出たガッツポーズはまるで元ボクサーの袴田さんのファイティングポーズのようだったという。
「良かった」「ゴメン」「もっと早く」。言葉はおえつで続かなかった。
無理もない。無罪心証を持ちながら、他の裁判官を説得できず、死刑判決を書いた事件だ。
良心の呵責(かしゃく)に耐え切れずに退官するが、酒に溺れ、死に場所を求めてさまよった(「袴田事件を裁いた男」朝日文庫)。
1968年の一審判決は奇異な内容だった。捜査側が作った被告人調書をほとんど排除しながら、自白調書だけで有罪と認定。
おまけに付言では、強引な取り調べを厳しく批判し、猛省を促したのである。
無罪心証で書いた判決を結論だけひっくり返したような破綻であった。2014年3月の再審開始決定から9年。
第2次再審請求審の差し戻し審で東京高裁が検察官の即時抗告を退けた。
死刑判決から半世紀の時を経て開かれた再審の扉だ。再び閉ざそうと特別抗告などで浪費する時間などない。
熊本さんは自らの人生に100点満点で20点をつけていた。
無罪判決をこの目で見たい。3年前に亡くなった熊本さんの願いであった。(北海道新聞卓上四季2023.3.14より)
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東京高裁も証拠捏造の疑いを指摘して、再審を認めましたね。
捏造と言えば高市さんの捏造主張が苦しくなってきましたね。
法曹界の捏造はもう無いと思いますが、政治家たちの捏造はまだまだ出てくるのでしょうね。
昨日は森友事件の籠池夫妻が検察庁に出頭し収監されたようです。
森友事件もまだまだ闇の中と言っていいような、籠池夫妻はある意味政治家たちに利用されたのかも知れませんね。
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今日は短歌倶楽部の例会です。
昨日はマスクの話でもちきりのワイドショーでしたが、今日はそんなことも無いでしょう。
やっとお食事会が出来るようになりました。
待ちに待ったお食事会です。今日はお寿司屋さんです。
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