オホーツクのトロットロなるの春の波
安らぎは包み込むよな柔らかき
ミルクのようなオホーツクの海
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半世紀ほど前の米国で、人種差別を批判する歌が人気を博した。
かつての奴隷制度を指弾し、「南部人よ、あの借りをいつ返すのか」と追及した。
ニール・ヤングによる「サザン・マン」である。
これに黙っていなかった南部のロックバンドがレーナード・スキナードだ。
「空が真っ青な故郷」「南部人はおまえなんか必要としない」と返答したのが代表曲「スイート・ホーム・アラバマ」である。
基になるメロディーを発案したギタリスト、ゲーリー・ロッシントンの訃報に、この音楽界の「南北戦争」を思い起こした。
19世紀半ばの米史上最大の戦争は、文化・芸術の分野でも論争を呼ぶ。
激しい内戦が残したトラウマの深さが伝わってくる。非人道的な奴隷制度の廃止を唱えた北部の勝利というのが一般的見方だろう。
だが南部の視点では、憲法が奴隷制を否定していなかったのに、北部が侵略してきた戦争となる。
D・アーミテージ著「<内戦>の世界史」によると、国家内の戦争は国家間の戦争より長期化する傾向があるという。
「内戦の遺産はさらなる内戦だ」との理由だ。
アイルランド、ユーゴスラビア、シリア、イエメンなどの国名が浮かぶ。
心配なのはロシアのウクライナ侵攻が東スラブ民族の内戦の性格を帯びることだ。
価値観の近い者同士の相互不信が戦争終結を難しくする。
外部の介入は一層の混乱を招くことにも要注意だ。(北海道新聞卓上四季2023.3.20より)
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日本だって内戦は度々おきていました。
禁門の変(1864)〜長州征討(1864,1866)〜戊辰戦争(1868–69)〜西南戦争(1877) いわゆる幕末から明治維新にかけての内戦期、日本全土を巻きこんだ内戦だったようです。
このような内戦はもう起きて欲しくはありません。
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春になってきました。
庭の雪も毎日減ってきて、ほんの少し残っているだけです。
今年は彼岸荒れも無く、桜ももしかしたら4月中に咲くかもしれないですね。
嬉しいわ
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