閃きもとんと浮かばず風邪心地
ひらめきもとんとうかばずかぜごこち
謎だらけのドクターズドリルひも解いて
見えないものも見たいと思う
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会話において、何か隠していることほど危険なものはないよ。
名探偵ポアロは相棒のヘイスティングズにそう告げた。
アガサ・クリスティの代表作の一つ「ABC殺人事件」の一幕だ。
会話は考えることを防げるための発明である。
だからこそ、「人が隠そうと思っている事を発見するための誤りのない方法でもあるというわけだ」とポアロは言う。
耳に心地よい語りには何かを隠そうとする意志が働いている。
美辞麗句には気をつけよということだ。
それはミステリーに限った話ではない。
岸田文雄首相が表明した「異次元の少子化対策」の評判が芳しくない。
施政方針演説では「次元の異なる」と修正したが、既存の枠を出ない施策を「異次元」なる賞味期限の文句で糊塗(こと)したことに加え、子育て支援を後回しにして防衛費増額に奔走した首相への不信感もあろう。
口巧者の首相に対する国民の印象も随分と変化した。
「反撃能力」を掲げた安保政策や「次世代革新炉」を盛り込む原発回帰策などに隠された意図に、警戒心が高まっているのではないか。
アルファベット順に無作為に殺害していく愉快犯の犯行と思われたABC殺人事件。
実は明確な目的で実行した殺害を隠すための真犯人のトリックだとポアロは見破った。
現代政治においても、隠された真意を見抜くためには名探偵の代名詞である「灰色の脳細胞」が必要かもしれない。(北海道新聞卓上四季2023.1.24より)
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「灰色の脳細胞」とは、優れた洞察力を持つ自身の頭脳を指していう言葉らしい。
もう認知症が心配になってきた我々には無理な話かな?いやまて優れた洞察力を発揮すると認知症にはならないのかも知れないね。
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昨日はランチも中止。
26日からの母の帰宅も中止だそうです。
まあもう少しだから母も我慢すると言ってました。
コロナは春には5類に引き下げられるそうですが、岸田さんには灰色の脳細胞が無いらしい。
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