お久し振りです。
朝晩は随分過ごしやすくなりました。
昼間も湿度が低くなり、吹く風は非常に爽やかです。
こんな夏ならば、いつだって歓迎なのにと思う今日この頃です。
旅や散歩が好きなのですが、暑いとどこかへ出掛けて観光するにしても「暑いからもういいや・・・。」と観てまわる場所を減らし気味になります。
しかし期間限定でしか観られないものは、この時期に行かなければ二度と観られないかもしれないのであって、そう言う時はやはり行かなきゃなぁと言う気持ちになります。
で、少し前の真夏日に出掛けました。
東京・丸の内。
電車を降りて地上へ出るとこんな風景が待っておりました。
ばぁぁーーーーーーんっ!どうだぁっ!!・・・みたいな。
明治生命館
重要文化財だそうです。建物の年齢は80歳近いとか。
「館命生治明」と表記。迫力ある建物で歴史もあるんだそうです。改修されているが、当時のままの部分を出来る限り残してある・・・みたいです。
この界隈は大きな建物が多いし、道路も大きく広くて何だかキョロキョロしっぱなし。
皇居・江戸城址近くのため、雰囲気もあたくしが住んでる場所とは大違い。
行き交う車の音、電車の音。人々の顔・足音・通り過ぎる瞬間に聞こえる会話。
江戸の昔とは違う喧騒なんでしょうが、雰囲気は同じ様かもしれないなぁなどとぼんやり・・・暑くて。
いや、別にぼんやりしに来たわけじゃないんですよ。
ここへ来たんです。
三菱一号館美術館
葛飾北斎の浮世絵が観たかったので、第2期を観て来ました。
浮世絵に詳しいわけではありません。でも、葛飾北斎と言う人は生涯で自分の名前を(絵を描く時の名)を30回も変え、引越しは90回以上したと言う変な人です。
しかし権力にもお金にも心動かさず、食べる事や身の回りの事よりも絵を描く事を優先し、没頭し、毎日毎日絵を描いて死んで行った人です。
この人の描いた「北斎漫画」と言う本にはつぶさに人間の動きや、顔の表情が描かれていて感動します。たいへんな勉強家だったのではないかと思うんです。
北斎の色んなエピソードを知る度、どこかユーモラスな物をいつも感じて「憎めない絵描きの頑固じじい」と言うイメージを持っています。なんか興味深い人なのです。謎のある絵師と言う人も居ます。
明治生命館の方から歩いて行くと、この景色が見えます。オサレですね。右にあるのはカフェでございます。ここから入ると中庭があるので、そこを抜けると美術館があります。
中庭の途中で見上げた東京の空。
奥に見える茶色の建物が美術館です。
丸の内に突如として出現する美しいレンガの建物なんですが、これは完全なる復元なんだそうです。ちょいとがっかりですね・・・。
中に入り、せっかくなんで音声ガイドを借りて観ました。
結構な人が観に来ていました。面白かったんですがやはり混んでいると観づらいですねぇ。中は狭く、途中からエレベーターに乗ったりグルグルと迷路を歩いてる気分に。楽しいですが観る事に集中したい時はそう言う事が面倒だと感じるかも。
浮世絵の数々はハッキリとした輪郭と色の美しさ、繊細な線を持っていました。
こう見える、こう感じる、と言うだけじゃなく、その土台にはよく観察する・何度も描いて練習する、そう言った辛抱強い訓練がなされている事がよく伝わって来ました。
また、沢山の訓練を積んだとしても描く人のセンスが無ければ成り立たないんだろうなぁとも感じました。どうやら北斎と言う絵師は自分の絵の中に独自の法則なんかも取り入れたらしいです。
有名どころは勿論、北斎作のすごろくなんて言うのがありました。繊細できれいな作品でした。しかし、北斎本人はゴミだらけの部屋に暮らしていたんだそうです。いつの時代も作品と本人は違うのですね。
渡り廊下的な所から撮ったヨーロッパもどきな1枚。
最後にお目見えしたは、北斎作のすごろくのタペストリー作ったんですねぇ。デカイです。壁いっぱいありました。これ、展覧会後どうすんだろうか。ま、いいかそんなこと。
外に出ると、凄まじい日差しに一瞬目くらまし。
江戸の昔から一気に引き戻されました。
こうして真夏のお散歩は終了いたしました。
面白かったです。はい。
朝晩は随分過ごしやすくなりました。
昼間も湿度が低くなり、吹く風は非常に爽やかです。
こんな夏ならば、いつだって歓迎なのにと思う今日この頃です。
旅や散歩が好きなのですが、暑いとどこかへ出掛けて観光するにしても「暑いからもういいや・・・。」と観てまわる場所を減らし気味になります。
しかし期間限定でしか観られないものは、この時期に行かなければ二度と観られないかもしれないのであって、そう言う時はやはり行かなきゃなぁと言う気持ちになります。
で、少し前の真夏日に出掛けました。
東京・丸の内。
電車を降りて地上へ出るとこんな風景が待っておりました。
ばぁぁーーーーーーんっ!どうだぁっ!!・・・みたいな。
明治生命館
重要文化財だそうです。建物の年齢は80歳近いとか。
「館命生治明」と表記。迫力ある建物で歴史もあるんだそうです。改修されているが、当時のままの部分を出来る限り残してある・・・みたいです。
この界隈は大きな建物が多いし、道路も大きく広くて何だかキョロキョロしっぱなし。
皇居・江戸城址近くのため、雰囲気もあたくしが住んでる場所とは大違い。
行き交う車の音、電車の音。人々の顔・足音・通り過ぎる瞬間に聞こえる会話。
江戸の昔とは違う喧騒なんでしょうが、雰囲気は同じ様かもしれないなぁなどとぼんやり・・・暑くて。
いや、別にぼんやりしに来たわけじゃないんですよ。
ここへ来たんです。
三菱一号館美術館
葛飾北斎の浮世絵が観たかったので、第2期を観て来ました。
浮世絵に詳しいわけではありません。でも、葛飾北斎と言う人は生涯で自分の名前を(絵を描く時の名)を30回も変え、引越しは90回以上したと言う変な人です。
しかし権力にもお金にも心動かさず、食べる事や身の回りの事よりも絵を描く事を優先し、没頭し、毎日毎日絵を描いて死んで行った人です。
この人の描いた「北斎漫画」と言う本にはつぶさに人間の動きや、顔の表情が描かれていて感動します。たいへんな勉強家だったのではないかと思うんです。
北斎の色んなエピソードを知る度、どこかユーモラスな物をいつも感じて「憎めない絵描きの頑固じじい」と言うイメージを持っています。なんか興味深い人なのです。謎のある絵師と言う人も居ます。
明治生命館の方から歩いて行くと、この景色が見えます。オサレですね。右にあるのはカフェでございます。ここから入ると中庭があるので、そこを抜けると美術館があります。
中庭の途中で見上げた東京の空。
奥に見える茶色の建物が美術館です。
丸の内に突如として出現する美しいレンガの建物なんですが、これは完全なる復元なんだそうです。ちょいとがっかりですね・・・。
中に入り、せっかくなんで音声ガイドを借りて観ました。
結構な人が観に来ていました。面白かったんですがやはり混んでいると観づらいですねぇ。中は狭く、途中からエレベーターに乗ったりグルグルと迷路を歩いてる気分に。楽しいですが観る事に集中したい時はそう言う事が面倒だと感じるかも。
浮世絵の数々はハッキリとした輪郭と色の美しさ、繊細な線を持っていました。
こう見える、こう感じる、と言うだけじゃなく、その土台にはよく観察する・何度も描いて練習する、そう言った辛抱強い訓練がなされている事がよく伝わって来ました。
また、沢山の訓練を積んだとしても描く人のセンスが無ければ成り立たないんだろうなぁとも感じました。どうやら北斎と言う絵師は自分の絵の中に独自の法則なんかも取り入れたらしいです。
有名どころは勿論、北斎作のすごろくなんて言うのがありました。繊細できれいな作品でした。しかし、北斎本人はゴミだらけの部屋に暮らしていたんだそうです。いつの時代も作品と本人は違うのですね。
渡り廊下的な所から撮ったヨーロッパもどきな1枚。
最後にお目見えしたは、北斎作のすごろくのタペストリー作ったんですねぇ。デカイです。壁いっぱいありました。これ、展覧会後どうすんだろうか。ま、いいかそんなこと。
外に出ると、凄まじい日差しに一瞬目くらまし。
江戸の昔から一気に引き戻されました。
こうして真夏のお散歩は終了いたしました。
面白かったです。はい。